「大容量でコスパの良いHDDが欲しいけど、Seagate(シーゲイト)ってどうなんだろう?」
「シーゲイトは壊れやすいって評判を聞くけど、それって本当?」
データストレージを選ぶ際、多くの人がSeagate製品を目にしますが、その評判については様々な声があり、購入をためらっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、シーゲイトはどこの国の企業で会社の信頼性は高いのか、実際のHDDの評判や口コミ、そして「壊れやすい」という噂は嘘なのかを徹底的に掘り下げます。世界中のストレージを監視するBackblazeの故障率に関する統計データを基に客観的な事実を分析し、故障の前兆である異音(カタンカタンというノイズ)の意味も解説。
さらに、競合のWestern Digitalとの比較、人気モデルであるBarraCuda、NAS用途で評価の高いIronWolf、ゲーミング向けのFireCudaの評判、購入前に知っておくべきSMRとCMRの違い、そしてあなたの使い方に合わせた用途別のおすすめモデルまで網羅。
万が一の際の保証(RMA)や心強いデータ復旧サービスについても詳しくご紹介し、あなたのHDD選びの不安を解消します。
- データで見るSeagate製HDDの本当の故障率
- 「壊れやすい」という評判の真相と歴史的背景
- 用途に合った最適なSeagate製品の選び方
- 万が一の故障時に役立つ保証とデータ復旧サービス
シーゲイトHDDの評判をデータから検証
- シーゲイトはどこの国の会社?信頼性は?
- HDDの評判と口コミをチェック
- 「壊れやすい」は嘘?本当?
- 故障率はBackblazeの統計データで確認
- 異音「カタンカタン」ノイズは危険信号
- Western Digitalとの比較ポイント
シーゲイトはどこの国の会社?信頼性は?

Seagate Technologyは、1979年にアメリカで設立された、世界最大級のデータストレージ企業です。設立は米国ですが、現在は法的な本社をアイルランドのダブリンに置き、事業上の本社はカリフォルニア州にあるというグローバルな体制を敷いています。
長年にわたりHDD業界を牽引してきた老舗メーカーであり、WD(Western Digital)と並ぶ市場の二大巨頭として知られています。
会社の信頼性におけるポイント
- 市場での地位: HDD市場で圧倒的なシェアを誇り、個人向けからデータセンターなどのエンタープライズ向けまで幅広い製品を展開しています。
- 技術開発: HAMR(熱アシスト磁気記録)といった次世代技術へ積極的に投資を続けており、業界の技術革新をリードしています。
- グローバル展開: 世界中に製造・開発拠点を持ち、安定した供給体制とサポート網を構築しています。
上場企業(NASDAQ: STX)としての透明性も高く、企業としての信頼性は非常に高いと言えるでしょう。ただし、過去には特定の製品で品質問題が指摘されたこともあり、ブランド全体の信頼性と、個々の製品モデルの信頼性は分けて考える必要があります。
HDDの評判と口コミをチェック

Seagate製HDDに関するユーザーの評判や口コミは、評価が大きく分かれる傾向にあります。これは、過去のモデルの問題や、用途に合わない製品を選んでしまったケースなどが混在しているためです。
ポジティブな評判・口コミ
- コストパフォーマンスが高い:容量単価が安く、大容量のデータを手頃な価格で保存できる点が評価されています。
- ラインナップが豊富:デスクトップ向けのBarraCuda、NAS向けのIronWolfなど、用途に合わせたシリーズが用意されており選びやすい。
- 大容量モデルの信頼性:特に16TB以上の最新モデルは、データセンターの統計でも安定した性能を示しており、高評価を得ています。
ネガティブな評判・口コミ
- 過去モデルの故障報告:特に3TBなどの特定の旧モデルで故障率が高かった歴史があり、「壊れやすい」というイメージが根強く残っています。
- 初期不良や当たり外れ:購入直後に認識しないといった初期不良の報告や、同じモデルでも個体差があるという声が散見されます。
- SMRモデルの速度低下:一部のモデルで採用されているSMR方式の特性を知らずに購入し、「書き込みが遅い」「フリーズする」といった不満を持つユーザーもいます。(SMRについては後述)
口コミを参考にする際は、どのモデルについての評価なのか、どのような用途で使われているのかをセットで確認することが非常に重要です。特定のモデルの悪い評判が、ブランド全体の評価のように語られているケースも少なくありません。
「壊れやすい」は嘘?本当?

結論から言うと、「Seagateは壊れやすい」という評判は、過去の特定モデルの問題が原因であり、現在の全ての製品に当てはまるわけではありません。
この評判が広まる大きな原因となったのが、2010年代に流通した「ST3000DM001」などの3TBモデルです。当時、このモデルは非常に高い故障率を記録し、多くのユーザーがデータ損失を経験しました。この一件が強烈な印象を残し、「Seagate=壊れやすい」というイメージが定着したのです。
評判を鵜呑みにする危険性
ブランド単位で「壊れやすい」「壊れにくい」と一括りにするのは誤りです。HDDの寿命や信頼性は、以下の要素によって大きく左右されます。
- モデル・世代:設計や製造プロセスは常に進化しており、最新世代のモデルは過去の欠点を改善しています。
- 用途と負荷:24時間稼働のデータセンターと、時々使う個人のPCでは、ドライブにかかる負荷が全く異なります。
- 使用環境:温度や振動などもHDDの寿命に影響を与えます。
したがって、「壊れやすい」という噂は全くの嘘ではありませんが、それは過去の事実です。現在の製品を選ぶ際には、古い評判に惑わされず、最新のデータや、これから解説するモデルごとの特性を参考に判断することが賢明です。
故障率はBackblazeの統計データで確認

HDDの信頼性を客観的に判断する上で最も価値のある情報源の一つが、クラウドストレージ企業Backblazeが公開している統計データです。
Backblazeは、自社のデータセンターで稼働させている数十万台ものHDDの稼働状況と故障率を定期的にレポートしており、メーカーやモデルごとの信頼性を比較する貴重な指標となります。
Backblazeのデータから見る傾向
Backblazeの最新レポートを見ると、以下のような傾向がわかります。
- モデルによる差が大きい:Seagate製品は、モデルによって故障率が大きく異なります。例えば、12TBモデルの「ST12000NM0007」は一時的に高い故障率を示した一方、16TBモデルの「ST16000NM002J」は0.22%という非常に低い故障率を記録するなど、同じメーカーでも天と地ほどの差があります。
- 大容量モデルは安定傾向:近年リリースされた16TB以上の大容量・エンタープライズ向けモデル(Exosシリーズなど)は、総じて低い故障率で安定稼働する傾向にあります。
- 古いモデルの引退:かつて故障率が高かった旧式の4TBモデルなどがデータセンターから引退するにつれて、Seagate全体の平均故障率も改善傾向にあります。
データ利用時の注意点
Backblazeのデータは非常に参考になりますが、注意点もあります。彼らの環境は「24時間365日、特定の負荷がかかり続けるデータセンター」です。これは、一般的な家庭用PCやNASの使い方とは異なるため、データを鵜呑みにするのは危険です。
あくまで「モデル間の相対的な信頼性を比較するための参考値」として活用し、自分の用途に合った製品を選ぶことが重要です。
異音「カタンカタン」ノイズは危険信号

HDDから「カタンカタン」「カチカチ」といった、これまで聞こえなかった周期的な異音が聞こえ始めたら、それは極めて危険な故障の前兆である可能性が高いです。
この音は「クリック・オブ・デス(Click of Death)」とも呼ばれ、HDD内部の磁気ヘッドが正常に動作できなくなっていることを示しています。
異音の主な原因
- ヘッドの異常:データを読み書きする磁気ヘッドが故障し、正しい位置を見つけられずに往復動作を繰り返している。
- プラッタの損傷:データの記録面(プラッタ)に傷がつき、ヘッドが読み取りに失敗している。
- 物理的な接触:ヘッドがプラッタ表面に接触(ヘッドクラッシュ)しかけている。これは最も深刻な状態です。
緊急時に取るべき対応
もしこのような異音を確認したら、直ちにHDDの電源を切ってください。
通電を続けることは絶対に避けてください。何度も電源を入れたり、データを読み出そうとしたりすると、プラッタへのダメージが拡大し、データが完全に破壊されてしまう危険性があります。個人で分解するなどの行為はもってのほかです。
最も重要なのは、それ以上の状態悪化を防ぐこと。大切なデータが入っている場合は、すぐに専門のデータ復旧業者に相談しましょう。
Western Digitalとの比較ポイント

HDD選びでは、Seagateと並ぶもう一つの巨人、Western Digital(WD)との比較が欠かせません。両社にはそれぞれ特徴があり、どちらが良いかは用途や重視するポイントによって異なります。
項目 | Seagate | Western Digital |
---|---|---|
全体的な信頼性 | モデルによる差が大きい。高性能モデルは極めて高い信頼性を示す。 | 全体的に安定して低い故障率を維持する傾向。大きな「ハズレ」が少ない。 |
コストパフォーマンス | 優れている傾向。特にコンシューマ向けで容量単価が安いモデルが多い。 | Seagateに比べるとやや高価な場合がある。 |
性能 | 高速なモデルが多く、パフォーマンスを重視するユーザー向けの選択肢が豊富。 | 安定性を重視した製品が多いが、高性能なBlackシリーズなども展開。 |
ラインナップ | BarraCuda, IronWolfなど用途別にブランド分け。 | Blue, Red, Blackなど色分けで用途が分かりやすい。 |
付加価値サービス | データ復旧サービス「Rescue」が一部モデルに付帯するのが大きな強み。 | 標準でのデータ復旧サービスはなし。 |
Backblazeの統計データを見ても、時期やモデルによってどちらのメーカーが優位かは変動します。単純に「どちらのブランドが優れている」と決めることはできません。
選択の指針
- とにかく安定性を最優先したい → 故障率のばらつきが少ないWestern Digitalが堅実な選択肢。
- コストや性能を重視したい → モデルをしっかり吟味すれば、高性能でコスパの良いSeagateが見つかる。
- 万が一のデータ消失が怖い → データ復旧サービス付きのSeagate IronWolf Proは唯一無二の安心感がある。
用途で選ぶシーゲイトHDDの評判とサポート
- BarraCudaの評判【デスクトップ向け】
- IronWolfの評判【NAS向け】
- FireCudaの評判【ゲーミング向け】
- SMRとCMRの違いを理解する
- 用途別おすすめモデルの選び方
- 保証(RMA)とデータ復旧サービス
- シーゲイトHDDの評判まとめ
BarraCudaの評判【デスクトップ向け】

BarraCudaは、SeagateのデスクトップPC向け汎用シリーズです。最大の魅力は、大容量とコストパフォーマンスの高さにあります。
写真や動画、ゲームデータなど、さまざまなファイルの保存先として広く利用されており、自作PCユーザーやストレージ増設を考えるユーザーにとって定番の選択肢となっています。
BarraCudaの評判
- 良い点:何と言っても容量単価が安く、手頃な価格で大容量ストレージを構築できます。性能も一般的な用途であれば十分で、多くのユーザーが満足しています。
- 悪い点・注意点:一部モデルで採用されているSMR方式が、評判を分ける最大の要因となっています。容量が7割ほど埋まってきたり、頻繁な書き込みを行ったりすると、PCがフリーズするほど動作が遅くなるという報告が多数あります。これはSMRの技術的な特性によるもので、故障ではありません。
購入時の最重要チェックポイント:SMRかCMRか
BarraCuda(特に8TB以下のモデル)を購入する際は、そのモデルがSMR(瓦記録方式)かCMR(従来型磁気記録)かを確認することが不可欠です。データの書き換えが多い用途を想定している場合、SMRモデルを選ぶと深刻なパフォーマンス低下に悩まされる可能性があります。バックアップやアーカイブなど、書き込み頻度が低い用途であればSMRでも問題ありません。
IronWolfの評判【NAS向け】

IronWolfは、NAS(Network Attached Storage)専用に設計された高信頼性シリーズです。24時間365日の連続稼働を前提としており、一般的なデスクトップ向けHDDとは一線を画す作りになっています。
複数のドライブを搭載するNAS環境に最適化された機能が豊富で、NASユーザーから非常に高い評価を得ています。
IronWolfの主な特徴と評判
- CMR方式の採用:全モデルでCMR方式を採用しており、RAID環境で発生する頻繁な書き込みでも安定したパフォーマンスを維持します。これがNAS用として最も重要な点です。
- 高い耐久性:デスクトップ向けよりもはるかに高い年間ワークロード(書き込み・読み込み量)に耐えられる設計になっています。
- NAS最適化機能「AgileArray」:回転振動(RV)センサーを搭載し、複数台のHDDが密集して稼働する際の振動によるパフォーマンス低下を防ぎます。
- 静音性:連続稼働を前提としているため、静音性にも配慮されており、特に静かだという評判が多く見られます。
- IronWolf Health Management (IHM):対応するNASと組み合わせることで、HDDの状態を監視し、問題が発生する前にユーザーに警告する機能です。
上位モデルのIronWolf Proは、さらに高いワークロード耐性、5年の長期保証、そして後述するデータ復旧サービス「Rescue」が3年間付帯しており、ビジネス用途や重要なデータを扱うユーザーに絶大な安心感を提供します。
FireCudaの評判【ゲーミング向け】

FireCudaは、ゲーミングやクリエイティブな作業など、高速なアクセス性能を求めるユーザー向けのシリーズです。
元々は、HDDと少量のNANDフラッシュメモリを組み合わせたSSHD(ソリッドステートハイブリッドドライブ)として知られ、HDDの大容量とSSDの速度を両立させる製品でした。よくアクセスするデータをフラッシュメモリにキャッシュすることで、OSやゲームの起動を高速化する仕組みです。
現在のFireCudaと評判
- SSHDの評判:SSDほどではないものの、HDDよりは明らかに高速で、特にロード時間の短縮に効果があったと評価されています。大容量と速度のバランスが良いコスパに優れた選択肢でした。
- 現在の主流はSSD:現在、FireCudaブランドの主力は、超高速なNVMe対応のSSDに移っています。これらは最新のゲーミングPCやPS5の増設用ストレージとして最高のパフォーマンスを発揮し、非常に高い評価を得ています。
HDD製品としてのFireCudaは、現在では選択肢が限られますが、「大容量のゲームライブラリを少しでも速くしたい」というニーズに対しては、今でも有効な選択肢の一つと言えるでしょう。ただし、本格的な速度を求めるなら、OS用にSSDを別途用意し、データ用にBarraCudaやIronWolfを組み合わせる構成が一般的です。
SMRとCMRの違いを理解する

HDD選びで失敗しないために、SMRとCMRという2つの記録方式の違いを理解することが絶対に必要です。これを知らないと、用途に合わない製品を選んでしまい、「Seagateは遅い・壊れやすい」という誤った結論に至る可能性があります。
項目 | CMR (従来型磁気記録) | SMR (瓦記録方式) |
---|---|---|
記録方式 | データを記録するトラックが平行に並んでいる。 | 屋根の瓦のように、トラックを部分的に重ねて記録する。 |
メリット | 書き込みが高速で安定的。データの書き換えに強い。 | 記録密度が高く、大容量化・低コスト化に有利。 |
デメリット | SMRに比べて容量単価が高くなる傾向がある。 | データを書き換える際、一度別のデータを退避・書き戻す作業が必要で、ランダム書き込みが極端に遅くなることがある。 |
主な用途 | NAS、RAID、動画編集、OS用など、書き込み性能が求められるあらゆる用途。 | データのアーカイブ、バックアップなど、一度書き込んだらあまり書き換えない用途。 |
採用モデル例 | IronWolfシリーズ (全モデル), Exosシリーズ | BarraCudaシリーズ (8TB以下) の多く |
SMRをNASやRAIDで使ってはいけない理由
SMRドライブをNASやRAIDで使用すると、リビルド(故障したドライブの交換・再構築)作業にCMRの何倍もの時間がかかったり、最悪の場合タイムアウトしてリビルドが失敗したりする危険性があります。パフォーマンスが大幅に低下し、システム全体が不安定になるため、NASやRAIDには必ずCMR方式のHDDを使用してください。
用途別おすすめモデルの選び方

これまでの情報を基に、あなたの用途に最適なSeagate HDDを選ぶためのガイドをまとめました。
1. デスクトップPCのデータ保存・バックアップ用
→ BarraCuda シリーズ
コストを最優先し、動画や写真のアーカイブ、インストール済みのゲーム置き場など、書き換え頻度が低いデータ倉庫として使うなら最適です。ただし、SMR方式の特性を理解した上で選びましょう。頻繁にデータを書き換える場合は、後述のNAS用モデルを検討するのも一つの手です。
2. NAS(24時間稼働・RAID構成)用
→ IronWolf / IronWolf Pro シリーズ
信頼性と安定性を最優先するなら、このシリーズ一択です。全モデルがCMR方式で、NAS環境に最適化された機能を搭載しています。重要なデータを扱うなら、5年保証とデータ復旧サービスが付帯するIronWolf Proが絶対的な安心感を提供します。
3. 監視カメラの録画用
→ SkyHawk シリーズ
24時間連続での書き込みに特化したシリーズです。常に映像データを上書きし続けるという監視カメラ特有の過酷なワークロードに耐えるよう設計されています。
4. ゲーミングPC・高速アクセス用
→ FireCuda シリーズ (SSD) + BarraCuda / IronWolf
最高のパフォーマンスを求めるなら、OSや頻繁にプレイするゲームはFireCudaのSSDにインストールし、その他のデータ保存用として大容量のBarraCudaやIronWolfを組み合わせるのが現在の最適解です。
保証(RMA)とデータ復旧サービス

万が一HDDが故障してしまった場合に備えて、Seagateのサポート体制についても知っておきましょう。
保証とRMA(製品交換)プロセス
Seagateの製品には、モデルに応じた保証期間(BarraCudaは2年、IronWolf Proは5年など)が設定されています。保証期間内にHDDが故障した場合、RMA (Return Material Authorization) という手続きを通じて、製品を交換してもらうことができます。
RMAの主な流れ
- Seagate公式サイトでシリアル番号を入力し、保証期間内か確認する。
- オンラインでRMAを申請し、承認番号を取得する。
- 指示に従って故障したHDDを厳重に梱包し、指定の送付先へ発送する。(送料は自己負担)
- メーカー側で故障が確認され次第、交換品が発送される。
注意点:RMAはあくまでHDD本体の交換を保証するものであり、内部のデータを保証するものではありません。データを復旧したい場合は、RMAを申請する前にデータ復旧サービスを利用する必要があります。
Seagate最大の強み「Rescueデータ復旧サービス」
Seagateを他社と比較する上で最大の差別化要因となるのが、このRescueデータ復旧サービスです。
IronWolf Proなどの対象製品には、購入から3年間、1回無料で専門家によるデータ復旧サービスを利用できる権利が付帯しています。
Rescueサービスの驚きの内容
- 対象範囲が広い:物理的な故障だけでなく、ウイルス感染、誤操作による削除、水没や落下といった事故まで、幅広いトラブルに対応します。
- 成功率が高い:Seagateの専門ラボで作業を行い、95%以上という高い復旧成功率を誇ります。
- 費用が無料:通常なら数十万円かかることもあるデータ復旧作業費、故障ドライブの送料、復旧データを保存する新しいストレージ代、その返送料まで、全て無料です。
データの価値がHDD本体の価格をはるかに上回る場合、このサービスが付いているというだけでSeagateのProモデルを選ぶ価値は十分にあります。
シーゲイトHDDの評判まとめ

- SeagateはHDD業界を長年リードしてきた信頼性の高いアメリカのグローバル企業
- 「壊れやすい」という評判は過去の特定モデルが原因であり現在の全製品には当てはまらない
- 客観的な故障率はBackblazeの統計データで確認できるがモデルによる差が非常に大きい
- 近年の大容量・エンタープライズ向けモデルは競合他社と同等かそれ以上に信頼性が高い
- 「カタンカタン」という異音は深刻な故障のサインなのですぐに電源を切ることが重要
- 競合のWDは安定志向、Seagateはコスパと性能、そしてデータ復旧サービスが強み
- デスクトップ向けのBarraCudaはSMR方式のモデルが多く書き込み性能に注意が必要
- NAS用途には24時間稼働を前提としたCMR方式のIronWolfシリーズが必須の選択肢
- ゲーミングなど速度を求めるならFireCudaブランドのSSDとHDDの併用がおすすめ
- SMRは書き換えに弱く、CMRは書き込みに強いという技術的な違いの理解が不可欠
- 用途を間違えると性能が発揮できず「故障」と誤解する原因になるので注意しよう
- 用途別に最適化されたシリーズを選ぶことがHDD選びで失敗しないための最大の秘訣
- 万が一の故障時にはRMAで製品交換が可能だがデータは保証されないことを覚えておこう
- IronWolf Proに付帯するRescueデータ復旧サービスは他社にはない強力な安心材料
- どのHDDもいつかは故障するという前提で重要なデータは必ずバックアップを取ること