リアルフォースのキーボード選び、特に「30g」と「45g」のキー荷重で迷っていませんか?「45gは重いのでは?」「逆に30gは軽すぎて扱いにくい?」といった疑問は、購入を検討する多くの人が抱える悩みです。また、第三の選択肢である「変荷重」との比較や、ゲームで使うならどっちが良いのかなど、気になる点は尽きませんよね。
実際のユーザーレビューや口コミを見ると、それぞれの荷重に熱心なファンがいて、ますます結論が出しにくくなることも。この記事では、そんなリアルフォースの30gと45g、どっちを選ぶべきかという問題に終止符を打つべく、それぞれの特徴を徹底比較。あなたの使い方に最適なキー荷重の選び方を、分かりやすく解説していきます。
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リアルフォースの30gと45g、それぞれのキー荷重の基本的な特徴がわかる
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45gが重い、30gが軽すぎると言われる理由が理解できる
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ゲームや長時間タイピングなど、用途に合わせた選び方が明確になる
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変荷重モデルを含めた最適な選択肢が見つかる
リアルフォース 30gと45g、どっちが良いか結論から解説
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結論!リアルフォース 30g・45gはどっち?
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基本的なリアルフォースのキー荷重の選び方
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45gは本当に重い?一般的なキーボードと比較
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30gは軽すぎて慣れが必要?
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リアルフォースの打鍵感はどう違う?
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参考になるユーザーレビュー・口コミまとめ
結論!リアルフォース 30g・45gはどっち?

リアルフォースの30gと45g、どちらを選ぶべきか迷ったら、まずは「45g」を選ぶのが間違いのない選択と言えるでしょう。なぜなら、45gは多くの高級キーボードで採用されている標準的な重さであり、万人が使いやすいと感じるバランスの取れたキー荷重だからです。初めてリアルフォースを購入する方や、打鍵感を重視したい方には特におすすめできます。
一方で「30g」は、長時間のタイピングを日常的に行うライターやプログラマーなど、指への負担を極限まで減らしたいプロフェッショナル向けの選択肢です。その圧倒的な軽さは、一度慣れると他のキーボードには戻れないほどの快適さをもたらします。ただし、一般的なキーボードとは感覚が大きく異なるため、慣れるまではタイプミスが増える可能性も考慮しなくてはなりません。
このように言うと、どちらが良いか一概には言えないように聞こえるかもしれません。言ってしまえば、あなたのタイピングスタイルや何を最も重視するかによって最適な答えは変わります。打鍵の心地よさと安定感を求めるなら45g、指の疲労軽減を最優先するなら30g、というのが基本的な考え方になります。
基本的なリアルフォースのキー荷重の選び方

リアルフォースのキー荷重を選ぶ際の基本的な考え方は、あなたの「主な用途」と「タイピングの好み」を明確にすることです。キー荷重とは、キーを押し込むのに必要な力の重さのことで、これがタイピングの感覚を大きく左右します。
まず、主な用途を考えてみましょう。例えば、文章作成やプログラミングで1日に何時間もキーボードを叩くのであれば、指の疲れを軽減できる「30g」が有力な候補になります。逆に、タイピングの正確性や、ゲームでの誤操作防止を重視するなら、適度な抵抗感がある「45g」の方が安心感を得やすいです。
次に、あなたのタイピングの好みを考えてみましょう。キーをしっかりと「スコスコ」と押し込む感覚、つまり打鍵感を楽しみたいのであれば、反発力が心地よい「45g」が適しています。一方、指の力を抜いて、キーの上を滑らせるように軽やかにタイピングしたい、いわゆる「フェザータッチ」を好む方には「30g」がぴったりです。多くのユーザーレビューでも、この打鍵感の好みが選択の大きな分かれ道になっていることがわかります。この2つのポイントを基準に考えることで、自分に合ったモデルが自然と見えてくるはずです。
45gは本当に重い?一般的なキーボードと比較

「リアルフォースの45gは重い」というイメージを持つ方もいるかもしれませんが、これは少し誤解を含んでいるかもしれません。結論から言うと、45gは決して重いキー荷重ではなく、むしろキーボード全体で見れば「標準的」あるいは「やや軽め」の部類に入ります。
その理由は、私たちが普段何気なく使っている安価なキーボードにあります。オフィスなどで一般的に使われているメンブレン式キーボードの多くは、キー荷重が50g~60g程度に設定されています。実際に調べてみると、53g前後という製品も少なくありません。つまり、多くの方は知らず知らずのうちに、リアルフォースの45gよりも重いキーボードを日常的に使っている可能性が高いのです。
こう考えると、45gはむしろ軽い部類に入ることがわかります。また、HHKB(Happy Hacking Keyboard)のような他の高級キーボードや、ゲーマーに人気のメカニカルキーボードの「赤軸」や「茶軸」も45gを採用しており、高性能キーボードの世界では定番の重さと言えます。そのため、「45gは重い」というよりは、「しっかりとした打鍵感が得られる、信頼性の高い標準的な重さ」と捉えるのが正確でしょう。
30gは軽すぎて慣れが必要?

リアルフォースの30gモデルは、「軽すぎて慣れが必要」という意見が確かによく見られます。これは、前述の通り一般的なキーボードが50g以上のキー荷重を持っているため、30gという軽さは多くの人にとって未体験の領域だからです。指をキーの上に置いただけのつもりでも、その重みで入力されてしまうことがあるほど軽快です。
このため、30gモデルに乗り換えた直後は、タイプミスが増加する可能性があります。特に、隣のキーに指が少し触れただけでも反応してしまうため、タッチタイピングの精度に自信がない方は、慣れるまで少し苦労するかもしれません。画面に「ああああああ」といった意図しない文字が連続で入力されてしまう、というのも”30gあるある”の一つです。
しかし、この軽さに慣れることができれば、他に代えがたい大きなメリットが待っています。指の力をほとんど使わずに流れるようにタイピングできるため、長時間の作業でも指が全く疲れなくなります。この独特の打鍵感は「フェザータッチ」とも呼ばれ、一度この感覚をマスターすると、他のキーボードが重く感じてしまうほどです。最初は戸惑うかもしれませんが、使い続けることで指が力の入れ方を覚え、次第にミスも減っていきます。「慣れ」というハードルを越える覚悟があるなら、挑戦する価値は十分にある選択肢と言えるでしょう。
リアルフォースの打鍵感はどう違う?

リアルフォースの30gと45gでは、キー荷重の数値以上に打鍵感が大きく異なります。どちらも「スコスコ」という静電容量無接点方式特有の心地よい感覚がベースにありますが、その感触の伝わり方が違うのです。
まず45gモデルは、しっかりとした押し心地と、キーが底に当たってから跳ね返ってくるまでの明確なフィードバックが特徴です。キーを押し込むたびに「タイピングしている」という満足感が指に伝わってきます。この適度な抵抗感と反発力が、リズミカルで気持ちの良いタイピングを生み出します。例えるなら、切れ味の良いハサミで厚紙を切るような、確かな手応えを感じられる感覚です。打鍵音も「スコッ、スコッ」とやや低めで落ち着いた音がします。
一方、30gモデルの打鍵感は「軽やかさ」と「滑らかさ」が際立っています。キーに触れると、ほとんど抵抗を感じることなく「スッ」と沈み込みます。45gのような力強い反発力は少ないですが、その分、指の動きを妨げないスムーズなタイピングが可能です。こちらは、よく研がれた包丁で豆腐を切るように、何の抵抗もなくスーッと刃が入っていくイメージに近いかもしれません。打鍵感はあっさりしていますが、その軽快さこそが30gの最大の魅力です。
参考になるユーザーレビュー・口コミまとめ

リアルフォースの30gと45g、どちらを選ぶか決める上で、実際に使っているユーザーのレビューや口コミは非常に参考になります。ここでは、様々な意見をまとめました。
30gを支持する声 | 45gを支持する声 | |
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打鍵感 | とにかく軽い。羽のようにタッチできて長時間でも疲れない。 | しっかりした打ち心地が最高。「スコスコ感」を一番味わえる。 |
疲労度 | 1日1万文字打っても指が痛くならない。ライター業には必須。 | 一般的なキーボードより軽いので、これで十分疲れない。 |
ミスタイプ | 最初はミスが増えたが、慣れたら問題ない。むしろ高速打鍵できる。 | 誤爆が少ないので安心感がある。確実な入力ができる。 |
どんな人向けか | 指の力が弱い人、とにかく疲れたくない人、軽快さを求める人。 | 初めてのリアルフォース、打鍵感を楽しみたい人、ゲームをする人。 |
口コミを全体的に見ると、30gは「慣れが必要なピーキーなモデルだが、ハマれば最高」という評価が多いようです。特に、腱鞘炎に悩んでいたり、1日のタイピング量が極端に多かったりするユーザーからの絶大な支持が見られます。
対して45gは、「万能で誰にでもおすすめできる定番モデル」という評価で安定しています。「迷ったら45g」という言葉が多くのレビューで共通して語られており、大きな失敗をしたくない、あるいはリアルフォース本来の打鍵感を味わいたいという層に選ばれています。これらの声から、自分がどちらのタイプに近いかを考えることが、選択のヒントになるでしょう。
用途で見るリアルフォース 30g・45gのどっちを選ぶか
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30gと45gの性能を徹底比較
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選択肢の一つ「変荷重」との比較
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ゲーム用途なら30gと45gのどっち?
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長時間タイピングでの疲れやすさは?
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ミスタイプのしやすさに違いはある?
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どこで試し打ちできる?購入前に触れる場所
30gと45gの性能を徹底比較

リアルフォースの30gと45g、どちらを選ぶべきかを判断するために、それぞれの性能を様々な角度から比較してみましょう。キー荷重以外のスペックは基本的に同じですが、この「15g」の差が使用感に大きな違いを生み出します。
比較項目 | 30g | 45g |
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キー荷重 | 非常に軽い | 標準的(やや軽め) |
打鍵感 | 軽快で滑らか(フェザータッチ) | しっかりとした押し心地と反発力 |
主なメリット | 長時間作業でも指が圧倒的に疲れにくい | 安定した打鍵感、誤操作の少なさ |
主なデメリット | 慣れるまでミスタイプしやすい、軽すぎると感じる人も | 30gに比べれば指への負荷は大きい |
慣れるまでの期間 | 長め(独特のタッチに慣れが必要) | 短め(一般的なキーボードに近い) |
タイピング速度 | 持久力に優れる | 瞬発力に優れる |
おすすめユーザー | 長時間タイピングするプロ、指の負担を最優先する人 | 初心者、打鍵感を楽しみたい人、汎用性を求める人 |
このように比較すると、30gは「疲労軽減」という一点に性能を特化させたモデルであることがわかります。その代償として、慣れるまでのハードルや、軽さゆえの扱いにくさが存在します。一方の45gは、打鍵感、安定性、疲れにくさといった要素を高いレベルでバランスさせた優等生タイプのモデルです。どちらの性能が自分にとって魅力的か、この表を参考にじっくり検討してみてください。
選択肢の一つ「変荷重」との比較

30gと45gで迷っているなら、第三の選択肢である「変荷重」モデルも検討する価値があります。変荷重とは、その名の通り、キーの場所によって荷重(重さ)が異なっているモデルのことです。具体的には、力が入りやすい人差し指や中指で打つキーは「45g」に、力が入りにくい小指で打つキーは「30g」に設定されています。
このモデルの最大のメリットは、「45gのしっかりとした打鍵感」と「30gの軽快さ」という、両方の良いところを併せ持っている点です。ホームポジションに指を置いた際、力の弱い小指が担当するキーだけが軽くなっているため、指の力に合わせて最適化された、非常に合理的なタイピングが可能になります。
実際に使ってみると、全体としては45gの重厚な打鍵感を味わいつつ、小指でキーを打つときだけスッと軽くなるため、タイピングが非常にスムーズに感じられます。「45gの打ち心地は好きだけど、長時間使うと小指が疲れてくる」と感じる方や、「30gは軽すぎるけれど、少しでも楽に打ちたい」というわがままなニーズに見事に応えてくれるモデルです。30gと45gのどちらか一方に決めきれないという方は、この「変荷重」が最良の答えになるかもしれません。
ゲーム用途なら30gと45gのどっち?

ゲーム用途でリアルフォースを使う場合、30gと45gのどちらを選ぶべきか、これはゲーマーにとって悩ましい問題です。結論から言うと、一般的には「45g」の方がゲーム用途には向いているとされています。
その理由は、ゲーム中の誤操作(誤爆)を防ぎやすいからです。特にFPSやアクションゲームなど、一瞬の操作が勝敗を分けるような緊迫した場面では、焦って意図しないキーに触れてしまうことがあります。例えば、リロードしようとして武器を切り替えてしまったり、スキルを発動するつもりがなかったのに暴発してしまったり、といった経験はないでしょうか。
45gの適度な重さと反発力は、こうした不意の接触による誤入力を防いでくれます。キーを押し込む際にしっかりとした手応えがあるため、確実な操作が可能です。一方、30gは非常に軽いため、少し触れただけでもキーが反応してしまい、誤爆のリスクが高まります。もちろん、キーの反応速度自体はどちらも非常に高速なので、慣れてしまえば30gでも問題ないというプレイヤーもいます。しかし、事故を防ぐという観点からは、45gの方がより安心してゲームに集中できると言えるでしょう。
長時間タイピングでの疲れやすさは?

長時間タイピングにおける疲れにくさという点では、議論の余地なく「30g」に軍配が上がります。これが30gモデルが存在する最大の理由と言っても過言ではありません。
前述の通り、45gも一般的なキーボードに比べれば十分に軽く、疲れにくいモデルです。1日に数千文字程度のタイピングであれば、45gでも全く問題なく快適に作業できるでしょう。しかし、その量が7,000文字、8,000文字、そして1万文字を超えてくると、さすがに指への疲労が蓄積してきます。
ここで30gモデルの真価が発揮されます。圧倒的なキーの軽さにより、指にかかる負担が最小限に抑えられるため、1万文字を超えるような長文をタイピングしても、指が疲れている感覚がほとんどありません。イメージとしては、45gが「疲れにくい」だとしたら、30gは「全然疲れない」というレベルの違いがあります。
もちろん、これは個人差やタイピングの癖にもよります。しかし、日常的に大量の文字入力をこなし、慢性的な指の疲れや腱鞘炎に悩んでいる方にとって、30gモデルがもたらす疲労軽減効果は、何物にも代えがたい大きなメリットとなるはずです。
ミスタイプのしやすさに違いはある?

ミスタイプのしやすさについては、キー荷重の違いがはっきりと影響します。一般的には、「30g」の方がミスタイプをしやすい傾向にあると言えます。
理由は、キーが軽すぎるために、ミスの許容範囲が狭くなるからです。タイピングに慣れている人でも、完璧にキーの中央だけを打ち抜いているわけではなく、時には隣のキーに指が触れてしまうことがあります。45gであれば、少し触れるくらいではキーが反応しない「セーフ」な場合が多いですが、30gだとそれが「アウト」になりやすいのです。この判定の厳しさが、ミスタイプの増加につながります。
また、タッチタイピングの練習中の方や、まだ精度に自信がない方は、この影響をさらに強く受ける可能性があります。押したいキーの隣を一緒に押してしまう、いわゆる「巻き込み」が頻発し、修正作業に時間を取られてしまうかもしれません。
ただし、これも「慣れ」によって解決できる問題です。30gを使い続けるうちに、指が最適な力加減を覚え、正確にキーを捉えられるようになります。むしろ、慣れた後にはその軽快さからタイピングスピードが上がったという声も少なくありません。最初はミスが増えることを覚悟の上で、将来的な快適さを取るか、それとも最初から安定した操作性を求めるかで、選択が変わってくるでしょう。
どこで試し打ちできる?購入前に触れる場所

リアルフォースは高価なキーボードなだけに、購入前に実際に触ってみたいと思うのは当然のことです。幸い、リアルフォースは多くの大型家電量販店で展示されており、試し打ち(試打)が可能です。
具体的には、以下のような店舗で展示されていることが多いです。
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ヨドバシカメラ
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ビックカメラ
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ソフマップ
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ツクモ
これらの店舗のキーボードコーナーに行けば、30g、45g、そして変荷重モデルが並べて展示されていることも珍しくありません。実際に両方のモデルを打ち比べてみることで、カタログスペックだけではわからない打鍵感の違いや、自分にとっての「重い」「軽い」の感覚を確かめることができます。
ただし、店舗によっては展示されているモデルが限られている場合もあります。特に30gモデルは45gモデルに比べて展示数が少ない傾向にあるため、お目当てのモデルがあるか事前に店舗へ問い合わせてみると確実です。静音モデルと標準モデルの打ち比べもできる場合があるので、ぜひ足を運んで、あなたの指で最高のパートナーを見つけてみてください。
リアルフォース 30g・45g、結局どっちを選ぶべきか【総括】
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リアルフォース選びで迷ったら、まずは標準的な「45g」が最も無難な選択である
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45gは決して重くなく、HHKBなど他の高級キーボードでも採用される定番のキー荷重
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打鍵感を重視し、「スコスコ」という心地よさを最大限味わいたいなら45gがおすすめ
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30gは圧倒的に軽く、長時間のタイピングでも指がほとんど疲れないのが最大のメリット
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ライターやプログラマーなど、日常的に大量の文字を打つプロフェッショナルには30gが向く
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30gは一般的なキーボードと感覚が大きく異なり、慣れるまでミスタイプが増える可能性がある
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指を置いただけでも入力されることがあるため、独特の「フェザータッチ」を習得する必要がある
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ゲーム用途では、誤操作を防ぎやすい安定感のある45gの方が有利とされる
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「変荷重」モデルは、45gの打鍵感と30gの軽さを両立した良いとこ取りの選択肢
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小指で打つキーのみ30gになっているため、合理的なタイピングが可能
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30gと45gで決めきれない場合は、変荷重を検討する価値が大いにある
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実際の打鍵感は個人の感覚に大きく左右される
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購入前には、大型家電量販店などで実際に試し打ちをすることが強く推奨される
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最終的には、疲労軽減を最優先するか、安定した打鍵感を求めるかという個人の好みが決め手となる
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どちらのモデルも静電容量無接点方式の高品質なキーボードであり、満足度は高い