新しいSSDを探している時、「Patriot」というメーカー名を見かけて、「これってどこの国の製品?」「会社の信頼性はどうなんだろう?」と気になったことはありませんか?PatriotのSSDは、内蔵タイプも外付けタイプも様々な製品があり、その評判も気になるところです。この記事では、Patriotという会社が信頼できるのか、実際のユーザーからの良い口コミ、悪い口コミを交えながら徹底的に解説します。さらに、保証やサポート体制、他社製品との比較も行い、PatriotのSSDがどんな人におすすめなのかを総評。性能や速度を重視する方向けのおすすめモデルから、コスパを重視する方向けのモデルまで、あなたのPCライフにぴったりの一台を見つけるお手伝いをします。
- Patriotがどんな会社で、信頼できるのかがわかる
- 実際に使っている人のリアルな良い口コミ・悪い口コミがわかる
- 保証やサポートの具体的な内容と受け方がわかる
- あなたに合ったPatriot製SSDの選び方がわかる
Patriot SSDの評判は?会社概要から口コミまで徹底解説
- Patriotはどこの国の会社?
- Patriotの会社の信頼性は高い?
- 主力ブランド「Viper Gaming」とは?
- Patriot SSDの主な製品シリーズ
- Patriot SSDの悪い口コミを紹介
- Patriot SSDのいい口コミを紹介
- Patriot SSDの口コミを総評!
- 【注意点】保証が適用されないケース
Patriotはどこの国の会社?

Patriot Memory(パトリオットメモリ)は、ズバリ、アメリカの会社です。1985年にカリフォルニア州のサンフランシスコ・ベイエリアで設立されました。もうすぐ創業40年にもなる、PCパーツ業界ではかなりのベテラン企業なんですよ。設立当初は「PDP Systems」という名前で、これは創業メンバー3人の頭文字から取ったものだそうです。最初は、大手PCメーカー向けにメモリモジュールを製造するOEM、つまり他社ブランドの製品を製造する仕事からスタートしました。日本でいう「縁の下の力持ち」的な存在だったわけですね。その後、自社ブランド「Patriot Memory」を立ち上げ、現在では世界中に拠点を持ち、北米、ヨーロッパ、アジアなど、グローバルに製品を販売しています。シリコンバレーに拠点を置き、設計から製造、組み立てまで現地で行っているという点も、製品へのこだわりを感じさせます。
Patriotの会社の信頼性は高い?

「Patriotって信頼できるの?」という疑問ですが、結論から言うと、信頼性は高いと考えてよいでしょう。その理由は、40年近い長い歴史と、徹底した品質管理にあります。前述の通り、同社はもともと大手メーカー向けのOEMから事業を開始しており、これは高い技術力と品質基準がなければできないことです。自社製品を作るようになってからも、その姿勢は変わっていません。Patriotは、製品の信頼性と互換性を保証するために、高品質な部品を選び、非常に厳しいテストを行っています。例えば、実際の使用環境を想定したストレステストや、物理的な衝撃にどれだけ耐えられるかを調べる落下テスト、さらには過充電テストまで実施しています。これだけ念入りにチェックされていれば、私たちが手にする製品が高い品質を保っているのもうなずけますね。長年の実績と厳しい品質管理体制が、Patriotの信頼性を支えていると言えるでしょう。
主力ブランド「Viper Gaming」とは?

Patriotの製品ラインナップの中でも特に有名なのが、「Viper Gaming(バイパーゲーミング)」というブランドです。このViperは、その名の通り、PCゲームを本気で楽しむ「ハードコアゲーマー」をターゲットにした高性能ブランドです。普通のメモリやSSDよりもさらに高いパフォーマンスを求めるユーザーのために、オーバークロック(定格を超えるクロック周波数で動作させること)に対応したメモリや、超高速なSSDなどを展開しています。もちろん、製品はSSDだけではありません。ゲームを有利に進めるための高機能なキーボードやマウス、クリアな音で敵の位置を把握できるヘッドセットといった、いわゆる「ゲーミングデバイス」も幅広く手掛けています。デザインも黒や赤を基調とした攻撃的なものが多く、PCをカッコよく見せたい人にも人気です。性能と見た目の両方で、ゲーマーの心をがっちり掴んでいるのがViperブランドなんですね。
Patriot SSDの主な製品シリーズ

PatriotのSSDには、いくつかの製品シリーズがあり、それぞれに特徴があります。口コミでよく名前が挙がるのは、「Viper」シリーズの「VPN110」や「VP4300」です。「VPN110」は、PCIe Gen3という規格に対応したモデルで、十分な速度と冷却性能の高いヒートシンクが特徴です。一方、「VP4300」は、より新しい規格のPCIe Gen4に対応しており、PlayStation 5にも使えるほどの超高速性能を誇ります。こちらも大型のヒートシンクが付いているのが魅力ですね。また、「P300」シリーズは、DRAMキャッシュを搭載しないことで価格を抑えた、コストパフォーマンスに優れたモデルです。他にも、高耐久を謳った「VPN100」や、SATA接続の「Burst」シリーズなど、用途や予算に応じて様々な選択肢が用意されています。自分のPCがどの規格に対応しているかを確認し、求める性能に合わせて選ぶのがポイントになります。
Patriot SSDの悪い口コミを紹介

どんな製品にも良い面と悪い面があるもの。Patriot SSDの悪い口コミとして、特に目立つのが「価格変動の激しさ」です。 「いきなり価格改定された。orz サスガAmazon。AIデモツカッテル?」 「どんどん下がる。」 「際限無く下がる。」 このように、特にAmazonなどのオンラインストアで、価格が頻繁に、そして大きく変動することへの戸惑いの声が見られます。昨日まで高かったのに今日見たら数千円安くなっていた、なんてこともあるようです。これは買うタイミングを悩ませる要因になりますね。また、一部のモデル、特に廉価なモデルでは「耐久性が少し低いのでは?」という指摘も見られます。例えば「P300」シリーズについて、512GBモデルのTBW(総書き込み容量)が160TBWと、他社製品に比べて控えめな点を指摘する声がありました。TBWはSSDの寿命の目安なので、頻繁に大容量のデータを書き込む使い方をする人は、この数値をしっかり確認する必要がありそうです。
Patriot SSDのいい口コミを紹介

一方で、Patriot SSDには良い口コミもたくさんあります。最も多く見られるのが「コストパフォーマンスの高さ」です。 「2TB品は完全にお買い得価格でしょう。」 「クーポン: ■5%クーポンはレジで1回の注文につき1つの商品に適用されます ⇒ 13,846円」 「Gen4/E16コン搭載/純正ヒートシンク付きな、下記より安いです。」 このように、同程度の性能を持つ他社製品と比較して、クーポンなどを利用するとかなり安く手に入るという声が目立ちます。また、「冷却性能の良さ」も高く評価されています。特にViperシリーズに標準で付属しているヒートシンクは効果が高いようで、「開始23℃→最高42℃→終了後放置26℃という、全く危なげのない温度迄しか上がりませんでした」といった具体的なレビューもあります。SSDは熱を持つと性能が低下することがあるため、標準でしっかりした冷却機構が付いているのは大きなメリットと言えるでしょう。性能面でも、公称スペック通りの速度が出るという報告が多く、安かろう悪かろうではない、安定した品質が評価されています。
Patriot SSDの口コミを総評!

Patriot SSDに関する様々な口コミを総合的に判断すると、「価格の動きをしっかり見極めれば、非常にコストパフォーマンスに優れた製品」と言えそうです。良い口コミでは、性能に対する価格の安さや、冷却性能の高さが評価されています。特にセールやクーポンが適用された時の価格は魅力的で、他社の同等スペック品よりもかなりお得に手に入れられるチャンスがあるようです。一方で、悪い口コミとしては、その価格変動の激しさが挙げられています。タイミングによっては損した気分になることもあるかもしれません。また、一部の低価格モデルでは耐久性(TBW)が控えめな場合があるため、自分の使い方に合った製品かしっかり見極める必要があります。まとめると、Patriot SSDは、製品のスペックや価格の動向を自分で調べて判断できる、中級者以上のユーザーにとって、非常に魅力的な選択肢になると言えるでしょう。
【注意点】保証が適用されないケース

Patriot製品は保証が付いていますが、いくつか注意点があります。これを知らないと、いざという時に保証を受けられなくなってしまうかもしれません。まず、最も重要なのが「製品に貼られているラベルやヒートスプレッダー(メモリの冷却板)を剥がさない」ことです。これを剥がしてしまうと、保証対象外になってしまいます。また、当然ですが、製品を自分で改造したり、不適切な取り扱いで壊してしまったりした場合も保証は効きません。特に注意したいのが、SSDをマイニング(仮想通貨の採掘)やファーミング(ストレージを使った仮想通貨獲得)に使用した場合です。これらはSSDに極端な負荷をかけるため、異常な速度低下や摩耗による故障は保証の対象外となる、と明記されています。保証を受けるためには、製品を正しく、想定された範囲内で使用することが大前提となるわけですね。
【Patriot SSD 評判】他社比較とおすすめな人を解説
- 内蔵・外付けSSDの評判まとめ
- 保証やサポート体制は安心できる?
- 【他社比較】Patriot SSDの実力は?
- Patriot SSDはどんな人におすすめ?
- 性能・速度重視の人におすすめのSSD
- コスパ重視の人におすすめのSSD
- 購入前に確認すべきポイント
内蔵・外付けSSDの評判まとめ

Patriotは内蔵SSDだけでなく、USBフラッシュメモリやモバイルアクセサリなど、幅広い製品を手掛けているメーカーです。そのため、一言で「Patriotの評判」と言っても製品によって様々ですが、こと内蔵SSDに関しては、「価格と性能のバランスが良い」という点で一貫して評価されている印象です。特に、今回取り上げた口コミのように、M.2 NVMe SSDの分野では、他社ハイエンドモデルに匹敵する性能の製品を、より安価に提供している点が注目されています。外付けSSDに関しては、内蔵SSDほど多くの口コミは見られませんでしたが、Patriotがフラッシュメモリ全般で長年の実績を持つメーカーであることを考えれば、品質に大きな心配はないでしょう。総じて、内蔵SSDの評判は「賢く選べば非常に良い買い物ができる」というもので、特に自作PCユーザーからの支持が厚いようです。
保証やサポート体制は安心できる?

Patriotの保証・サポート体制は、いくつかのポイントを押さえておけば、しっかり機能するものです。まず大原則として、保証は「Patriot正規販売店」から購入した製品にのみ適用されます。購入した製品に不具合があった場合、基本的には購入した販売店に返品・交換を依頼する流れになります。もし販売店で対応してもらえない場合は、Patriotに直接問い合わせることになります。サポートへの連絡は、公式サイトのサポートページ(Zendesk)でアカウントを登録してチケットを送信するか、RMA(返品保証)専用のメールアドレスに連絡します。ただし、製品をPatriotへ送る際の送料や関税は自己負担となる点に注意が必要です。また、修理や交換は行われますが、返金は行われないポリシーとなっています。手続きに少し手間はかかりますが、正規ルートで購入し、手順を踏めばサポートは受けられるので、その点は安心しても良いでしょう。
【他社比較】Patriot SSDの実力は?

「PatriotのSSDって、他のメーカーと比べてどうなの?」というのは気になるところですよね。口コミで比較されていたモデルを例に、表で見てみましょう。
※VPN110の速度はデータシートに明記されていないため、同コントローラ搭載の他製品の数値を参考にしています。
この表を見ると、VPN110はSamsungのハイエンドモデル「970 EVO Plus」に比べるとランダム性能で劣る可能性がありますが、書き込み耐久性(TBW)や平均故障間隔(MTBF)では上回っています。XPGの製品とはほぼ同等のスペックですね。この性能の製品が、タイミングによっては他社より安く手に入るわけですから、Patriot製品の実力は十分高いと言えるでしょう。
Patriot SSDはどんな人におすすめ?

ここまでの情報をまとめると、PatriotのSSDは特に次のような人におすすめです。 一つ目は、「コストパフォーマンスを何よりも重視する人」。前述の通り、PatriotのSSDは性能に対して価格が非常に安いことが多く、セールやクーポンを狙えばさらにお得になります。少しでも安く、でも性能は妥協したくないという方にはピッタリです。 二つ目は、「PCパーツの情報を自分で調べて選べる人」。PatriotのSSDは、モデルによってコントローラやNANDの種類が異なり、性能や耐久性も様々です。また、価格変動も激しいため、どのモデルが自分に合っているか、いつ買うのがお得か、といった情報を自分で収集できる人に向いています。 三つ目は、「ゲーミングPCを自作する人」。Viper Gamingブランドが示すように、Patriotはゲーマー向けの高性能製品に力を入れています。冷却性能の高いヒートシンクが標準で付いているモデルも多く、長時間のゲームプレイでも安定したパフォーマンスを期待できます。
性能・速度重視の人におすすめのSSD

「とにかく速いSSDが欲しい!」という性能・速度重視の方には、Patriotの「Viper VP4300」シリーズがおすすめです。このモデルは、最新規格の一つである「PCIe Gen4 x4」に対応しています。これは、一つ前の世代であるGen3に比べて、理論上の転送速度が約2倍になる超高速な規格です。VP4300は、最大で毎秒7,400MBという驚異的な読み込み速度を誇り、これはPlayStation 5の増設ストレージの要求スペックも満たしています。大容量のゲームデータの読み込みや、4K動画の編集など、ストレージの速度がボトルネックになりがちな作業を劇的に快適にしてくれます。コントローラには最新のInnogrit製IG5236を採用し、DRAMキャッシュも搭載しているため、安定した高速性能が期待できます。最高のパフォーマンスを求めるなら、間違いなくこのモデルが選択肢に入るでしょう。
コスパ重視の人におすすめのSSD

「性能も大事だけど、やっぱり価格は抑えたい」というコストパフォーマンス重視の方には、「Viper VPN110」シリーズや「P300」シリーズがおすすめです。「VPN110」は、一つ前の世代の規格である「PCIe Gen3」対応モデルですが、現在でもほとんどの用途で十分すぎるほどの性能を持っています。特に、大型のヒートシンクが標準で付属しているため、冷却性能が高く、安定した動作が期待できるのが魅力です。口コミにもあるように、価格が下がるタイミングを狙えば、非常に高いコストパフォーマンスを発揮します。一方、「P300」は、さらに価格を抑えたエントリーモデルです。DRAMキャッシュを搭載しないなどの割り切りはありますが、HDDからの換装など、PCの基本的な動作を高速化する目的であれば、その効果を十分に体感できるでしょう。賢く選んで、PCを快適にアップグレードしたい方にぴったりの選択肢です。
購入前に確認すべきポイント

PatriotのSSDを購入する前に、いくつか確認しておきたいポイントがあります。まず一つ目は、「正規販売店から購入する」ことです。インプットした情報にもある通り、Patriotの保証は正規販売店からの購入が前提です。価格が安いからといって、出所のわからない業者から買うのは避けましょう。二つ目は、「保証の条件を理解しておく」ことです。特に「製品ラベルを剥がさない」「マイニングなど過酷な用途に使わない」といった点は重要です。後で「知らなかった」とならないようにしましょう。三つ目は、「PCとの互換性を確認する」ことです。特にM.2 SSDの場合は、接続スロットの規格(SATAかNVMeか)、世代(PCIe Gen3かGen4か)、そして物理的なサイズ(2280など)が自分のマザーボードに対応しているか、事前に必ず確認してください。これらのポイントを押さえておけば、安心してPatriotのSSDを導入できるはずです。
Patriot SSDの評判を総まとめ!
- Patriotは1985年にアメリカで創業した歴史あるPCパーツメーカーである
- OEM供給の実績と厳格な品質テストにより、高い信頼性を確保している
- 特にゲーマー向けブランド「Viper Gaming」が世界的に有名
- 良い評判は「性能に対する価格の安さ」と「ヒートシンクによる冷却性能の高さ」に集中する
- 悪い評判としては「オンラインストアでの価格変動の激しさ」が挙げられる
- 一部の低価格モデルは耐久性(TBW)が控えめな場合があるため確認が必要だ
- 保証を受けるには「正規販売店」からの購入が絶対条件
- 製品に貼られたラベルを剥がすと保証が無効になるので注意
- マイニングやファーミングなど、想定外の過酷な使用は保証対象外
- サポートへの連絡は公式サイトの専用フォームやメールで行い、送料は自己負担
- 他社の人気モデルと比較しても、性能や耐久性で見劣りしない製品が多い
- 性能を最優先するなら「VP4300」などのPCIe Gen4対応モデルが最適
- コストパフォーマンスを重視するなら「VPN110」などのPCIe Gen3モデルが狙い目
- 購入前には、PCのマザーボードとの互換性(規格・世代・サイズ)を必ず確認すること
- 価格の変動をこまめにチェックし、セールやクーポンを利用すると非常にお得に購入できる可能性がある