ワイヤレスマウスのドングルとは何か、その仕組みやBluetoothとの違いをご存知ですか。PCへの接続方法は簡単ですが、突然マウスが認識しない、反応しないといったトラブルに戸惑うことも少なくありません。この記事では、ドングルのメリット・デメリットから、ペアリングや再接続の方法、接続できない場合の対処法まで詳しく解説します。さらに、ドングルを紛失・壊れた際の買い替えや、他メーカーとの互換性、Logicool Unifying規格、スマホやタブレットでの利用方法まで網羅し、あなたの疑問を解決します。
- ドングルとBluetoothの具体的な違い
- ドングル式マウスの正しい接続手順と設定方法
- マウスが反応しない・接続できない時の原因と対処法
- ドングル紛失時の対応や買い替えのポイント
マウスのドングルの基本的な使い方と知識
- ドングルとはその仕組みを解説
- USBレシーバーとBluetoothの違いを比較
- ドングル接続のメリット・デメリットとは
- 初心者でも簡単なPCへの接続方法
- 基本不要なペアリングが必要なケース
- スマホやタブレットで使うには?
ドングルとはその仕組みを解説

マウスにおけるドングルとは、コンピュータのUSBポートに接続して無線通信機能を追加するための小型ハードウェアデバイスを指します。一般的には「USBレシーバー」や「ワイヤレスレシーバー」が正式名称ですが、「ドングル」という呼称が広く使われています。
もともとドングルは、ソフトウェアの不正コピーを防ぐ認証キー(プロテクションドングル)を指す言葉でした。しかし現在では、Wi-FiやBluetoothなどの無線通信機能を手軽に追加するアダプタ全般を指す言葉として定着しています。
マウス用ドングルの仕組みは、マウス本体(送信側)が発信する操作情報(移動やクリックなど)の無線信号を、ドングル(受信側)が受け取るというものです。ドングルは受け取った信号を、PCが理解できるUSB信号に変換して伝える役割を担っています。これにより、ワイヤレスでのマウス操作が可能になります。
通信の仕組み
多くのマウス用ドングルでは、Bluetoothとは異なる2.4GHz帯の周波数を利用した独自の無線通信方式が採用されています。工場出荷時にマウス本体とドングルが1対1でペアリング(紐付け)されており、他の機器との電波干渉を防ぎ、安定した通信を実現しています。
USBレシーバーとBluetoothの違いを比較
ワイヤレスマウスの接続方式には、主に「USBレシーバー(ドングル)」方式と「Bluetooth」方式の2種類があります。それぞれに特徴があり、どちらが適しているかは利用環境や目的によって異なります。以下に主な違いをまとめました。
| 項目 | USBレシーバー(ドングル) | Bluetooth | 
|---|---|---|
| 接続方法 | 専用ドングルをPCのUSBポートに挿す | PC内蔵のBluetooth機能とペアリング | 
| USBポート | 必ず1つ占有する | 内蔵されていれば不要 | 
| セットアップ | 挿すだけで使えることが多く簡単 | デバイス検索とペアリング操作が必要 | 
| 安定性 | 電波干渉が少なく安定している | 他の機器と干渉し不安定になることがある | 
| 応答速度 | 遅延が非常に少なく高速(ゲーミング向き) | ドングル方式に比べわずかな遅延がある | 
| 消費電力 | やや大きい傾向 | 省電力規格(BLE)で電池持ちが良い | 
| 汎用性 | 基本的に専用マウスでしか使えない | 様々なBluetooth対応デバイスで使える | 
| 紛失リスク | 小型なため紛失・破損しやすい | ドングルがなく紛失の心配がない | 
簡単に言うと、ドングル方式は「安定性と応答速度」に優れ、Bluetooth方式は「汎用性と手軽さ」に優れています。精密な操作が求められる作業やオンラインゲームにはドングル方式が、複数のデバイスでマウスを使い回したい場合やUSBポートを節約したい場合にはBluetooth方式がおすすめです。
ドングル接続のメリット・デメリットとは

ドングル方式のワイヤレスマウスは、その手軽さと性能から多くのユーザーに支持されていますが、メリットとデメリットの両方を理解しておくことが重要です。
メリット
- 簡単なセットアップ
 最大のメリットは、USBポートに挿すだけですぐに使える手軽さです(プラグアンドプレイ)。特別な設定やソフトウェアのインストールが不要な場合がほとんどです。
- 安定した通信
 マウスとドングルが1対1で接続されるため、他のBluetooth機器やWi-Fiとの電波干渉を受けにくく、接続が非常に安定しています。
- 低遅延
 信号の遅延が極めて少ないため、マウスポインターの動きがスムーズです。素早い反応が求められるゲーミング用途や、デザイン・動画編集などの精密な作業に最適です。
- 幅広いPC対応
 Bluetooth機能が搭載されていない古いPCでも、USBポートさえあれば使用できる点も魅力です。
デメリット
- USBポートの占有
 常にUSBポートを1つ使用してしまいます。ポート数が少ないノートPCなどでは、他の周辺機器を接続する際に不便を感じることがあります。
- 紛失・破損のリスク
 ドングルは非常に小さいため、紛失しやすいという大きなデメリットがあります。また、PCに挿したまま持ち運ぶと、何かにぶつけて破損するリスクも伴います。
- 汎用性の低さ
 基本的にペアリングされた特定のマウスでしか使用できません。また、USB-Aポートがないスマートフォンやタブレットでは直接使えず、変換アダプタが必要です。
初心者でも簡単なPCへの接続方法
ドングル式ワイヤレスマウスの接続は非常に簡単で、PCに不慣れな方でも数分で完了します。以下の手順に従って接続してください。
基本的な接続手順
- マウスの準備をする
 電池式のマウスの場合は、新しい電池を正しい向きでセットします。充電式の場合は、あらかじめ十分に充電しておきましょう。この時点では、まだマウス本体の電源はオフにしておきます。
- ドングルを取り出す
 多くのマウスでは、電池カバーの中や本体底面にドングルの収納スペースがあります。そこからドングルを取り出してください。
- PCのUSBポートに挿す
 PCの電源が入っていることを確認し、空いているUSB-Aポートにドングルをしっかりと挿し込みます。
- ドライバーの自動インストールを待つ
 ドングルを挿すと、PCが新しいデバイスとして認識し、必要なドライバーが自動的にインストールされます。通常、デスクトップの右下などに通知が表示され、数秒から数十秒で完了します。
- マウスの電源を入れる
 ドライバーの準備ができたら、マウス本体の底面などにある電源スイッチをオンにします。
- 動作を確認する
 マウスを動かしてみて、画面上のポインターがスムーズに動くか、左右のクリックやスクロールが正常に機能するかを確認します。
これで接続は完了です。ほとんどの場合、上記の手順だけで問題なく使用を開始できます。
基本不要なペアリングが必要なケース

ドングル式ワイヤレスマウスにおけるペアリングとは、マウス本体と専用ドングルを1対1で無線的に紐付ける作業のことです。この紐付けにより、他のワイヤレス機器との混信を防ぎ、安定した通信を確保しています。
ほとんどの製品は、工場出荷の段階でペアリングが完了しているため、購入後にユーザーがペアリング作業を行う必要は基本的にありません。ドングルをPCに挿すだけで使えるのはこのためです。
しかし、以下のような特殊なケースでは、手動での「再ペアリング」が必要になることがあります。
再ペアリングが必要になる主なケース
- ドングルを紛失または破損し、メーカーから交換用のドングルを別途購入した場合
- 原因不明の接続不良が発生し、トラブルシューティングの一環としてペアリングをリセットしたい場合
- LogicoolのUnifyingレシーバーのように、1つのドングルに複数の対応デバイス(キーボードなど)を接続したい場合
再ペアリングの方法はメーカーや製品によって異なりますが、一般的にはメーカー公式サイトから専用のソフトウェアをダウンロードし、画面の指示に従って操作します。ただし、
スマホやタブレットで使うには?
ドングル式のワイヤレスマウスは、PCで使うのが一般的ですが、条件を満たせばスマートフォンやタブレットでも使用可能です。外出先で長文入力や細かい作業を行いたい場合に便利です。
接続するには、以下の2つの要素が必要になります。
スマホ・タブレット接続に必要なもの
- USBホスト機能(OTG機能)
 接続するスマホやタブレット側が、USB機器を認識・制御できる「USB On-The-Go(OTG)」という機能に対応している必要があります。近年のほとんどのAndroid端末やiPhone/iPadはこの機能に対応しています。
- 変換アダプタ
 スマホやタブレットのポート形状(USB Type-CやLightning)と、マウスドングルの形状(ほとんどがUSB Type-A)を合わせるための変換アダプタが必要です。- Android (USB-C)の場合: 「USB-C to USB-A 変換アダプタ」
- iPhone/iPad (Lightning)の場合: Apple純正の「Lightning – USBカメラアダプタ」など
 
接続手順は、スマホの充電ポートに変換アダプタを挿し、そこにマウスのドングルを接続するだけです。マウスの電源を入れれば、画面上にPCと同じようなマウスポインターが表示されます。
ただし、ドングルと変換アダプタを持ち運ぶ手間がかかり、接続中は充電ポートが使えなくなるデメリットもあります。そのため、スマホやタブレットでマウスを頻繁に使用したい場合は、変換アダプタが不要で手軽に接続できるBluetoothマウスを選ぶのが最もスマートで推奨される方法です。
トラブル解決から応用まで分かるマウスのドングルの使い方
- マウスが認識しない・反応しない原因
- 接続できないときの具体的な対処法
- 途切れた時の再接続は自動が基本
- ドングルを紛失したり壊れたりした場合
- マウスの買い替えを考えるタイミング
- ドングルの互換性は他のメーカーにある?
- Logicool Unifyingなら複数接続可能
- 総まとめ:マウスのドングルの使い方
マウスが認識しない・反応しない原因

昨日まで問題なく使えていたマウスが突然認識しない、反応しないといったトラブルはよくあります。慌てずに、まずは原因を切り分けることが解決への近道です。以下の点を確認してみましょう。
原因の切り分けと確認事項
- マウス本体の確認
- 電源と電池: マウス本体の電源スイッチはオンになっていますか? 電池切れの可能性はありませんか? まずは新品の電池に交換してみましょう。充電式の場合は、バッテリー残量を確認し、充電してください。
 
- ドングルの確認
- 接続状態: ドングルはUSBポートにしっかり挿さっていますか? 一度抜いて、数秒待ってからもう一度挿し直してみてください。
- ポートの変更: 別のUSBポートに挿し替えてみましょう。特にUSBハブを使っている場合は、PC本体のポートに直接挿すと改善することがあります。
 
- PC側の確認
- PCの再起動: 最も簡単で効果的な方法の一つです。一時的なソフトウェアの不具合であれば、PCを再起動するだけで解決することがよくあります。
- デバイスマネージャー: Windowsの場合、「デバイスマネージャー」を確認し、「!」マークなどが付いた不明なデバイスがないかチェックします。
 
- 電波環境の確認
- 障害物と干渉源: マウスとドングルの間に金属製の物など、電波を遮るものはありませんか? また、電子レンジやWi-Fiルーター、コードレス電話などが近くにあると電波干渉の原因になるため、距離を離してみましょう。
 
USB3.0ポートからの変更
USB 3.0ポート(内部が青色)は、ドングルが使用する2.4GHz帯の無線と干渉することが報告されています。もし3.0ポートに挿している場合は、USB 2.0ポート(内部が黒または白色)に挿し替えると、動作が安定することがあります。
接続できないときの具体的な対処法
基本的な確認をしてもマウスが接続できない場合、もう少し踏み込んだ対処法を試す必要があります。簡単な順に試していきましょう。
ステップ1:基本の対処法(再確認)
まずは落ち着いて、以下の基本操作をもう一度試します。意外な見落としがあるかもしれません。
- マウスの電源を一度オフにし、数秒待ってから再度オンにする
- 新品の電池に交換する、またはマウスを完全に充電する
- PCからドングルを抜き、10秒ほど待ってから再度挿し込む
- PCの別のUSBポート(特にUSB2.0ポート)にドングルを挿してみる
- PCを再起動する
ステップ2:ドライバー関連の対処法
PC側でドライバーが正しく認識されていない可能性もあります。
Windowsの場合、「デバイスマネージャー」を開き、「マウスとそのほかのポインティングデバイス」または「ヒューマン インターフェイス デバイス」の中から該当するマウスのデバイスを探します。見つけたら右クリックして「デバイスのアンインストール」を選択してください。その後、PCを再起動すると、ドライバーが自動的に再インストールされます。
ステップ3:電波干渉への対処法
電波干渉が疑われる場合は、物理的な環境を変えることで改善できます。
- USB延長ケーブルを使い、ドングルをPC本体から離し、マウスの近くに設置する。
- Wi-Fiルーターや電子レンジなど、電波干渉の可能性がある機器からマウスとドングルを遠ざける。
ステップ4:最終手段
上記のすべてを試しても解決しない場合は、以下の方法を試してください。
- 再ペアリング: メーカー提供の専用ソフトウェアを使い、マウスとドングルの再ペアリングを試します。(対応製品のみ)
- 別のPCで試す: 可能であれば、別のPCにドングルとマウスを接続してみます。そこで正常に動けば元のPC側の問題、動かなければマウスまたはドングルの故障の可能性が高くなります。
- メーカーサポートへ連絡: 製品の故障が考えられるため、メーカーのサポートに問い合わせましょう。
途切れた時の再接続は自動が基本

使用中にマウスポインターの動きが止まったり、PCをスリープから復帰させた後に反応しなくなったりすることがあります。しかし、このような一時的な接続切れの場合、通常は特別な操作は必要ありません。
ドングル式ワイヤレスマウスは、PCの起動・再起動後やスリープからの復帰後、あるいはドングルを一度抜いて挿し直した後など、ほとんどのケースで自動的に再接続されるように設計されています。
もし自動で再接続されない場合は、単なる一時的な接続切れではなく、何らかのトラブルが発生している「接続できない」状態に陥っていると考えられます。その際は、前の項目で解説した「接続できないときの具体的な対処法」に記載されている手順を、簡単なものから順に試してください。
昔のモデルには「CONNECT」ボタンも
一部の古いモデルのマウスには、本体やドングルに「CONNECT(接続)」ボタンが搭載されていることがあります。これは、接続が切れた際に手動で再接続を強制するためのボタンです。しかし、近年のモデルでは技術の向上により自動再接続の精度が上がったため、このボタンはほとんど見られなくなりました。
ドングルを紛失したり壊れたりした場合
ドングルは非常に小さいため、「気づいたらどこかへ行ってしまった」「PCに挿したままぶつけて壊してしまった」というトラブルは後を絶ちません。ドングルを紛失・破損した場合の対処法は、お使いのマウスのメーカーやモデルによって大きく異なります。
交換用ドングルが購入可能な場合
Logicool(ロジクール)のように、一部のメーカーでは交換用のレシーバー(ドングル)を単体で販売しています。代表的なものに「Unifyingレシーバー」や「Logi Boltレシーバー」があります。
この場合、新しいレシーバーを購入し、専用のソフトウェアを使って手持ちのマウスと再ペアリングすることで、再び使用可能になります。マウス本体を買い替える必要がないため、非常に経済的です。
交換用ドングルが入手不可能な場合
残念ながら、多くのメーカー、特に安価な製品ではドングル単体での販売を行っていません。工場出荷時にマウスとドングルが1対1で厳密に紐付けられており、代わりのドングルを用意することができないためです。
この場合、ドングルを紛失・破損すると、そのマウスは使用できなくなってしまいます。結果として、
ドングルをなくしてしまったら、まずはメーカーの公式サイトで、使用しているマウスの型番を検索し、交換用レシーバーが販売されているかを確認しましょう。
マウスの買い替えを考えるタイミング

マウスは消耗品であり、いつかは寿命が訪れます。ドングルの紛失以外にも、以下のようなサインが見られたら、買い替えを検討する良いタイミングかもしれません。
- ドングルを紛失・破損し、交換品が入手できない
 前述の通り、ドングルが再入手不可能な場合は買い替えが必須となります。
- クリックやスクロールの不調
 クリックしても反応しない、一度しか押していないのにダブルクリックになる(チャタリング)、スクロールホイールが空回りするなど、物理的な経年劣化による寿命のサインです。
- 電池の持ちが極端に悪くなった
 充電式マウスで、フル充電してもすぐにバッテリーが切れてしまう場合、内蔵バッテリーが寿命を迎えています。
- より高機能なマウスが必要になった
 作業効率を上げるために多ボタンマウスや静音マウスが欲しくなったり、手首の負担を軽減するエルゴノミクスデザインのマウスに興味が出たりした場合も買い替えの好機です。
- PC環境の変化
 PCを買い替えてUSBポートがUSB-Cのみになった場合など、接続環境の変化に合わせてマウスを見直すのも良いでしょう。
新しいマウスを選ぶ際のポイント
買い替えの際は、ただ同じような製品を選ぶのではなく、以下の点を考慮するとより満足度の高い選択ができます。
接続方式:これまで通り安定性の高い「ドングル方式」か、USBポートを節約できる「Bluetooth方式」か。あるいは両方に対応した「デュアルモード」の製品も便利です。
統一規格:LogicoolのUnifyingやLogi Boltのように、一つのドングルでキーボードなども接続できる規格を選ぶと、USBポートを有効活用できます。
ドングルの互換性は他のメーカーにある?
「A社のマウスのドングルをなくしたから、家にあったB社のドングルで代用できないか?」と考える方もいるかもしれませんが、残念ながらそれは不可能です。
原則として、異なるメーカーのドングルとマウスの間に互換性はありません。これは、各メーカーが独自の無線通信プロトコルや暗号化技術を採用しているためです。
さらに、同じメーカーの製品であっても、モデルが異なると互換性はないのが基本です。例えば、Logicoolのあるマウスに付属してきたドングルを、別のモデルのLogicoolマウスで使うことは通常できません。製品は工場で1対1にペアリングされて出荷されているからです。
唯一の例外は「統一規格」
この原則には例外があります。それが「統一規格」に対応した製品群です。
代表的なのが、Logicoolの「Unifying」や「Logi Bolt」です。これらの規格に対応している製品同士であれば、メーカーと規格が同じ限り、モデルが異なってもペアリングして使用できます。例えば、Unifying対応マウスAと、Unifying対応キーボードBを、1つのUnifyingレシーバーで同時に使うことが可能です。このため、レシーバーを紛失しても、同じ規格のレシーバーを別途購入すれば使い続けられます。
結論として、メーカーが同じというだけでは互換性はなく、「Unifying」などの共通規格に対応しているかどうかが重要になります。
Logicool Unifyingなら複数接続可能

Logicool(ロジクール)社が開発した「Unifying」は、ワイヤレスデバイスの利便性を大きく向上させる独自の2.4GHzワイヤレス接続技術です。対応するレシーバー(ドングル)やデバイスには、オレンジ色の太陽のようなマークが印字されているのが特徴です。
Unifyingの主な特徴とメリット
- 1対多の接続
 最大のメリットは、1つのUnifyingレシーバーで、最大6台までのUnifying対応デバイス(マウス、キーボードなど)を同時にPCに接続できる点です。
- USBポートの節約
 マウスとキーボードを両方ワイヤレスで使っていても、占有するUSBポートは1つだけ。ポート数が限られるノートPCユーザーにとっては非常に大きな利点です。
- 高い互換性と利便性
 Unifying対応デバイスであれば、どのUnifyingレシーバーともペアリングが可能です。これにより、レシーバーを紛失したり破損したりしても、レシーバー単体を購入して再ペアリングすれば、愛用のマウスやキーボードを使い続けることができます。
新規格「Logi Bolt」との互換性はない
注意点として、Unifyingは、よりセキュリティと接続安定性を強化した新しいワイヤレス規格である「Logi Bolt」とは互換性がありません。Unifying対応デバイスはUnifyingレシーバーと、Logi Bolt対応デバイスはLogi Boltレシーバーとしか接続できないため、購入時には規格をよく確認する必要があります。
総まとめ:マウスのドングルの使い方
この記事では、ワイヤレスマウスのドングルの使い方について、基本からトラブルシューティング、応用知識まで幅広く解説しました。最後に、重要なポイントをリストで振り返りましょう。
- ドングルはPCのUSBポートに挿すだけでマウスが使える小型無線レシーバー
- 工場出荷時にペアリング済みなので購入後の設定は基本的に不要
- 安定性と低遅延がメリットでゲーミングや精密作業に向いている
- USBポートを1つ占有し、紛失・破損しやすい点がデメリット
- USBレシーバー(ドングル)とBluetoothは安定性や汎用性で特徴が異なる
- 接続方法はマウスの電源を入れドングルをPCに挿すだけで非常に簡単
- スマホやタブレットでもOTG機能と変換アダプタがあれば使用可能
- マウスが反応しない時はまず電池交換とドングルの抜き差しを試すこと
- PCの再起動やUSBポートの変更も有効なトラブルシューティング
- USB3.0ポートは電波干渉の可能性があるためUSB2.0ポートを試す価値あり
- 多くの製品ではドングルを紛失するとマウスごと買い替えが必要になる
- LogicoolのUnifying規格ならレシーバー単体購入と再ペアリングが可能
- Unifyingレシーバー1つで最大6台の対応デバイスを接続できポートを節約できる
- ドングルは原則として他メーカー製品や同メーカーの別モデルとの互換性はない
- 接続トラブルが解決しない場合はドライバーの再インストールや再ペアリングを試す
