パソコンやスマートフォンで「づ」の打ち方がわからず、困っていませんか?特に、かな入力での「づ」の出し方や、WindowsとMacでの設定の違い、スマホ(iPhone/Android)でのフリック操作など、デバイスごとに操作が異なるため混乱しがちです。
また、「づ」と入力したいのに変換候補に「ず」しか表示されない、そもそもパソコンで文字が打てないといったトラブルに遭遇することもあるでしょう。この記事では、「づ」の基本的な打ち方から、小さい「っ」の打ち方、ビックリマークや二乗、プラス記号、さらには「ヴ」や「ディ」、「ティ」といった特殊な文字の入力方法まで、網羅的に解説します。
さらに、タイピング初心者が上達するためのコツとして、ホームポジションの正しい覚え方や、無料で利用できるタイピング練習サイトも紹介し、あなたの文字入力に関する悩みを総合的に解決します。
- 基本的な「づ」の打ち方とデバイスごとの操作方法
- 「づ」が正しく入力できない時の具体的な対処法
- 「っ」や各種記号、特殊文字の入力テクニック
- タイピング初心者が効率的に上達するための練習方法
基本から解説!パソコンの「づ」打ち方
- ローマ字とかな入力での「づ」打ち方
- OS別:づはWindowsとMacでどう打つ?
- スマホでの「づ」打ち方 iPhone/Android
- 「づ」の変換で「ず」しか出ない時の対処法
- パソコンで文字が打てないときの確認点
ローマ字とかな入力での「づ」打ち方

日本語入力の基本として、「づ」を正確に入力する方法は非常に重要です。入力方式には大きく分けて「ローマ字入力」と「かな入力」の2種類があり、それぞれで操作方法が異なります。
ローマ字入力:最も一般的な方法
現在主流のローマ字入力では、「づ」を入力する最も簡単で確実な方法は、キーボードでDキーに続いてUキーを押すことです。これは、ほとんどの日本語入力システム(IME)で共通のルールです。
DU → 「づ」
ここで非常に重要なのが、「づ(DU)」と「ず(ZU)」の使い分けです。例えば、「続く」は “tsu-duku” なので「づ」を使いますが、「気付く」は “ki-zuku” なので「ず」を使用します。IMEはこうした日本語のルールに基づいて変換を行うため、正しく入力することが求められます。
パスポートのヘボン式ローマ字との違いに注意
パスポートなどで使用されるヘボン式ローマ字では、「づ」も「ず」も「ZU」と表記されるため混乱しやすいですが、これはあくまで表記上のルールです。パソコンへの入力では「づ」はDU、「ず」はZUと明確に区別して打ち込む必要があります。
かな入力:キーボードの仮名を直接打つ方法
キーボードに刻印されたひらがなを直接入力する「かな入力」の場合、手順が異なります。まず「つ」が割り当てられているキーを押し、次に濁点(゛)を意味するキー(多くは@キーの近くにあります)を押すことで、「づ」が入力されます。
この方法は、習熟すればローマ字入力よりも少ない打鍵数で済む可能性がありますが、キーボードのひらがな配列(JIS配列)を覚える必要があります。
OS別:づはWindowsとMacでどう打つ?

パソコンでの「づ」の入力は、OS(オペレーティングシステム)によって設定の確認方法が少し異なります。入力自体はどちらもDUで共通ですが、IMEの状態管理が重要になります。
Windowsでの入力と設定
Windowsでは、標準のMicrosoft IMEが有効であれば、特別な設定なしにDUで「づ」を入力できます。もし入力できない場合、ほとんどの原因は入力モードが意図せず「かな入力」に切り替わっていることです。
入力モードの切り替え方法(Windows)
- タスクバーから:画面右下のIMEアイコン(「A」や「あ」)を右クリックし、「かな入力」のオン/オフを切り替える。
- 設定メニューから:「設定」→「時刻と言語」→「言語」→「日本語」のオプション →「Microsoft IME」→「全般」と進み、「ハードウェアキーボードでかな入力を使う」をオフにする。
- ショートカットキー:Alt + カタカナ ひらがな ローマ字キーで素早く切り替え可能。
Macでの入力と設定
macOSでも、標準の日本語入力ソースが有効であればDUで「づ」を入力できます。Macで問題が発生する場合、「入力ソース」の管理がポイントです。
入力ソースの管理(macOS)
日本語入力ができない場合、英語などの他の入力ソースが選択されている可能性があります。「システム設定」から「キーボード」セクションに進み、「テキスト入力」の「編集…」をクリック。「日本語 – ローマ字入力」がリストにあるか確認し、なければ追加してください。入力ソースの切り替えは、メニューバーのアイコンや地球儀キー(またはFnキー)で行います。
スマホでの「づ」打ち方 iPhone/Android

スマートフォンの文字入力は、フリック入力が主流です。iPhoneとAndroidで「づ」を入力する手順を解説します。
iPhone (iOS) での操作
iPhoneの標準キーボードでは、「た」のキーを上にフリックして「つ」を入力し、続けて左下にある「濁点・小文字」キーをタップすることで「づ」が入力できます。
もしフリック操作が苦手な場合は、従来の携帯電話のようなトグル入力(「た」キーを3回タップして「つ」を表示)も可能ですが、効率を考えるとフリック入力の習得がおすすめです。
フリック入力に集中するための設定
「設定」アプリから「一般」→「キーボード」と進み、「フリックのみ」のスイッチをオンにすると、キーを連続タップしても文字が切り替わらなくなり、フリック操作の練習に集中できます。
Android での操作
Androidの標準キーボードであるGboardでも、操作はiPhoneとほぼ同じです。「た」のキーを上にフリックして「つ」を入力し、左下の「濁点」キーをタップします。
Androidでも同様に「フリックのみ」の設定が可能です。Gboardの設定から言語設定に進み、「フリック入力」のオプションを有効にすることで、よりスムーズな入力環境を整えることができます。
「づ」の変換で「ず」しか出ない時の対処法

ローマ字でDUと入力しているにもかかわらず、変換候補に「ず」しか表示されない、あるいは自動的に「ず」に修正されてしまうことがあります。これはIMEの学習機能が原因であることが多いです。
主な対処法
- 単語登録:「つづく」のように、「づ」を使う単語をIMEの辞書に登録してしまうのが最も確実な解決策です。一度登録すれば、次回から正しく変換されるようになります。
- 変換候補から選択:「つ」とだけ入力し、スペースキーで変換候補を表示させると、その中に「づ」が含まれていることがあります。そこから選択して入力する方法もあります。
- 学習機能のリセット:どうしても改善しない場合は、IMEの予測変換の学習履歴をリセットすると、問題が解決することがあります。ただし、これまで学習した他の便利な変換も消えてしまうので最終手段としましょう。
パソコンで文字が打てないときの確認点

「づ」だけでなく、そもそも日本語が全く入力できない場合、ハードウェアの故障を疑う前に、ソフトウェアの基本的な設定を確認しましょう。以下のステップでチェックしてみてください。
Step 1: 入力モードの確認
最もよくある原因です。キーを押すとアルファベットが直接入力される場合、入力モードが「英数字入力」になっています。キーボード左上の半角/全角キーを押して、日本語入力モード(ひらがなモード)に切り替えましょう。画面右下のIMEアイコンが「A」から「あ」に変わればOKです。
Step 2: 入力方式の確認
ローマ字入力のつもりが「かな入力」設定になっているケースです。この場合、DUと打っても「のう」のように表示されてしまいます。前述したOS別の設定方法を参考に、入力方式を「ローマ字入力」に戻してください。
Step 3: キーボードレイアウトの確認
記号の配列がキーボードの刻印と違う場合、OSのキーボードレイアウトが英語(US)配列などに設定されている可能性があります。タスクバーやメニューバーの言語設定から、レイアウトを「日本語」に修正しましょう。
「づ」打ち方から学ぶパソコン入力術とタイピング
- 小さい「っ」の打ち方と複数パターン
- 外来語表記「ヴ」「ディ」「ティ」の打ち方
- 記号の打ち方(ビックリマーク・二乗・プラス)
- タイピング初心者のコツとホームポジションの覚え方
- 無料でできるおすすめタイピング練習サイト
- 総まとめ:パソコン「づ」打ち方の要点
小さい「っ」の打ち方と複数パターン

小さい「つ」、すなわち促音「っ」は、日本語入力で非常に多用します。入力方法はいくつかあり、状況に応じて使い分けると便利です。
「っ」の入力方法
- 後続の子音を重ねる:最も一般的な方法です。「きって」ならKITTE、「ざっし」ならZASSIのように、次に来る音の子音を2回連続でタイプします。
- XまたはLを使う:「あっ!」のように単独で入力したい場合は、XTUまたはLTUと入力します。XやLを「つ(TU)」の前につけると覚えておきましょう。
かな入力の場合は、Shiftキーを押しながら「つ」のキーを押すことで「っ」を入力できます。
外来語表記「ヴ」「ディ」「ティ」の打ち方

外来語や固有名詞の表記で使われる特殊な文字も、ルールを覚えれば簡単に入力できます。
「ヴ」とその関連文字
「ヴァイオリン」などで使われる「ヴ」系統の文字は、Vキーを使って入力します。
- VU → 「ヴ」
- VA → 「ヴァ」
- VI → 「ヴィ」
- VE → 「ヴェ」
- VO → 「ヴォ」
「ディ」と「ティ」
「ディズニー」や「パーティー」などで使われる音は、いくつかの方法で入力可能です。
- Hを挿入する方法:最も応用が利く方法です。DHIで「ディ」、THIで「ティ」と入力できます。
- 小さい母音を追加する方法:「で(DE)」や「て(TE)」と入力した後に、小さい「ぃ(XIまたはLI)」を追加する方法もあります。(例:DE + XI → 「でぃ」)
記号の打ち方(ビックリマーク・二乗・プラス)

文章作成に欠かせない基本的な記号の入力方法です。多くはShiftキーとの組み合わせで入力します。
記号 | 名称 | 入力方法(JIS配列) | 備考 |
---|---|---|---|
! | ビックリマーク(感嘆符) | Shift + 1 | 数字の「1」キー(「ぬ」が印字)と組み合わせます。 |
² | 二乗(上付き文字) | 「にじょう」と入力して変換 | Wordなどでは、文字を選択して「上付き」書式を設定する方法が一般的です。 |
^ | キャレット | Shift + へ | Excelなどで「3^2」のように計算式で使う場合に使用します。 |
+ | プラス | Shift + れ | テンキー付きキーボードの場合は、専用の+キーがあります。 |
記号のキー配置を忘れたら?
特定の記号の打ち方を忘れてしまった場合は、ひらがなで「きごう」と入力して変換してみてください。変換候補リストに様々な記号が表示され、そこから選択できます。また、IMEパッドを使えば、記号をカテゴリから探して入力することも可能です。
タイピング初心者のコツとホームポジションの覚え方

高速で正確なタイピングスキルを身につけるには、最初の基礎固めが何よりも重要です。
タイピング上達の3つのコツ
- 速度よりも正確性を優先する:最初はゆっくりでもいいので、キーボードを見ずに、正しい指で正確にキーを打つことを心がけましょう。正確な指の動きを体に覚えさせれば、速度は後から自然についてきます。
- 正しい姿勢を保つ:椅子に深く腰掛け、背筋を伸ばし、肘の角度が90度になるように調整します。手首をまっすぐに保つことで、長時間の作業でも疲れにくくなります。
- 毎日少しずつ継続する:長時間まとめて練習するよりも、毎日10分でも15分でも継続する方が、スキルは着実に定着します。
ホームポジションの覚え方
タッチタイピングの根幹となるのが「ホームポジション」です。これは、指を常に置いておくべき基準の位置です。
まず、キーボードを見ずに、左右の人差し指でFキーとJキーの上にある小さな突起を探します。これがホームポジションの目印です。
- 左手:小指から順に A, S, D, F
- 右手:人差し指から順に J, K, L, ;
- 両手の親指:スペースバーの上
どのキーを打った後でも、必ずこのホームポジションに指を戻す。この習慣を身につけることが、タッチタイピング習得への最短ルートです。
無料でできるおすすめタイピング練習サイト

現在では、無料で高品質なタイピング練習ツールがたくさんあります。楽しみながらスキルアップできるサイトを厳選して紹介します。
初心者から上級者まで使える無料タイピングサイト
- 寿司打(SushiDA):流れてくる寿司の皿が消える前に単語をタイプする、大人気のタイピングゲーム。ゲーム感覚で夢中になって練習でき、難易度も選べます。
- e-typing:ビジネスメールや時事ニュースなど、実践的な長文問題が豊富。スコアや苦手なキーを分析してくれる「タイピングカルテ」機能もあり、客観的に実力を把握できます。
- Playgramタイピング:どの指でどのキーを押すべきかがイラストで表示されるため、ゼロから始める初心者に最適。苦手なキーを自動で判別し、集中的に出題してくれます。
総まとめ:パソコン「づ」打ち方の要点
- ローマ字入力での「づ」の打ち方はDキーに続いてUキーを押す
- 「ず」を入力する場合はZキーとUキーを組み合わせる
- かな入力では「つ」キーの後に濁点キーを押して「づ」を打つ
- Windowsで入力できない時はIMEのかな入力設定を確認する
- Macではシステム設定から日本語の入力ソースを確認する
- iPhoneやAndroidでは「た」行をフリックして「つ」を出し濁点を付ける
- 「づ」が変換できない時はIMEに単語登録するのが効果的
- 文字が打てない原因の多くは半角/全角キーの押し間違い
- 小さい「っ」は後続の子音を重ねるかXTUまたはLTUで入力する
- 「ヴ」や「ディ」などの外来語はVキーやHキーを活用して打つ
- ビックリマークやプラス記号はShiftキーと組み合わせて入力する
- タイピング上達のコツは速度よりも正確性を優先すること
- ホームポジションはFとJのキーにある突起を目印に覚える
- 正しい指使いを習得するには無料のタイピング練習サイトが有効
- 文字入力の基本ルールを理解すれば様々な応用が可能になる