HHKBのProfessional HybridとType Sの違いは?どっちがいいか徹底解説!

HHKB(Happy Hacking Keyboard)の購入を検討しているけれど、「Professional Hybrid」と「Professional Hybrid Type-S」のどちらを選べばいいか迷っていませんか?見た目はそっくりなこの2つのモデルですが、実はスペックや価格、そして何より使い心地に大きな違いがあります。

この記事では、「HHKB Professional Hybrid Type S 違い」という疑問に答えるため、打鍵感や打鍵音、静音性といった核心部分から、重さやサイズ、バッテリー持続時間、さらには「Classic」モデルとの違いまで、あらゆる角度から徹底比較します。

また、日本語配列(JIS)と英語配列(US)の選び方、実際のユーザーの評判や口コミ・レビュー、正規販売店や中古での購入方法についても詳しく解説していきます。この記事を読めば、あなたにとって最適なHHKBがどちらなのか、きっと見つかるはずです。

  • HybridとType-Sのスペック・性能の具体的な違い

  • 打鍵感・打鍵音・静音性の詳細な比較

  • 利用シーン別のおすすめモデルと賢い選び方

  • 正規販売店や中古市場を含めた購入方法

    HHKB Professional HybridとType-Sの性能における違い

    • スペックと価格の違いを徹底比較

    • 打鍵感と打鍵音で見るHHKB Professional Hybrid Type-Sの違い

    • HHKB Professional Hybrid Type-Sの静音性はどれくらい違う?

    • キーストロークと高速タイピング性能の違い

    • バッテリー持続時間と給電方法の違い

    • 重さ・サイズと持ち運びやすさの比較

    • HHKB Professional HybridとClassicモデルとの違いは?

      スペックと価格の違いを徹底比較

      PCParts-Lab イメージ

      HHKB Professional HybridとType-Sのどちらを選ぶか考える上で、まずは基本的なスペックと価格の違いを把握しておくことが大切です。結論から言うと、Type-Sは静音性と高速タイピング性能を高めた上位モデルという位置づけで、その分価格も高めに設定されています。

      具体的に、2つのモデルの主な違いを以下の表にまとめました。

      項目 HHKB Professional HYBRID HHKB Professional HYBRID Type-S
      キーストローク 4.0mm 3.8mm
      静音性 通常 高い
      高速タイピング
      価格(税込) ¥31,900 ¥36,850

      このように、価格は約5,000円の差があります。この価格差は、主にType-Sに搭載されている静音化機構によるものです。キーが底を打つ際の衝撃を和らげる緩衝材などが追加されており、これが打鍵感や静音性に大きな影響を与えています。押下圧(キーを押す力)はどちらも45gで同じですが、キーストロークがType-Sの方が0.2mm浅くなっており、これが高速タイピングのしやすさに繋がっています。その他の接続方法やキー配列の選択肢、キーマップ変更機能などは共通です。

      打鍵感と打鍵音で見るHHKB Professional Hybrid Type-Sの違い

      PCParts-Lab イメージ

      HHKBの最大の特徴とも言えるのが、その独特の打鍵感と打鍵音です。Hybrid(ノーマル)モデルとType-Sモデルでは、この感覚が大きく異なります。どちらが良い・悪いというよりは、完全に好みの問題と言えるでしょう。

      ノーマルモデルの打鍵音は、よく「カチャカチャ」「コトコト」と表現されます。プラスチック製のキーキャップが触れ合うような、少し高めの音が特徴です。タイピングしている感覚をしっかりと感じたい、小気味よいクリック感が好きだという方には、このノーマルモデルの打鍵感が心地よく感じられるかもしれません。

      一方、Type-Sモデルは「スコスコ」「ポコポコ」という、より上品で落ち着いた打鍵音が特徴です。キーを押し込んだときの音が非常にマイルドで、キー内部の高品質な部品が滑らかに動いているような印象を受けます。この静かでしっとりとした打鍵感は、Type-Sならではの高級感と言えるでしょう。HHKBの代名詞である「スコスコ音」を体験したいのであれば、選ぶべきはType-Sモデルになります。

      HHKB Professional Hybrid Type-Sの静音性はどれくらい違う?

      PCParts-Lab イメージ

      静音性を重視するなら、選択肢は間違いなく「Type-S」一択です。この2つのモデルの最も大きな違いが、この静粛性にあります。

      ノーマルモデルは、前述の通り「カチャカチャ」という音がはっきりと聞こえます。静かなオフィスやコワーキングスペース、図書館などで使用すると、周りの人に少し気を使わせてしまうかもしれません。もちろん、一般的なメンブレンキーボードやメカニカルキーボードに比べれば静かですが、Type-Sと比較するとその差は歴然です。自宅の個室など、周りを気にしない環境で使うのであれば問題ありません。

      それに対してType-Sは、極めて高い静音性を誇ります。キーをタイプした際の高音域が効果的にカットされており、図書館のような静かな場所でも迷惑にならないレベルです。実際に、リモート会議中にメモを取ってもマイクが音を拾いにくいという声も多く聞かれます。会社やカフェ、家族が寝静まった深夜など、場所や時間を選ばずに集中して作業したい方にとって、Type-Sの静音性は非常に大きなメリットとなるでしょう。

      キーストロークと高速タイピング性能の違い

      PCParts-Lab イメージ

      キーストロークとは、キーを押し込んでから一番下まで到達する深さのことです。この深さが、タイピングの速度やリズムに影響を与えます。ノーマルモデルのキーストロークは4.0mm、一方でType-Sは3.8mmと、Type-Sの方が0.2mm浅く設計されています。

      たった0.2mmの差と侮ってはいけません。このわずかな差が、高速タイピング時の快適性に繋がります。キーストロークが浅いということは、キーが底に達して次のキーへ指を移動させるまでの時間が短くなることを意味します。これにより、より速く、そしてスムーズなタイピングが可能になるのです。

      また、HHKBが採用している「静電容量無接点方式」は、キーを底まで完全に押し込まなくても入力を検知してくれる仕組みです。この特性とType-Sの浅いキーストロークが組み合わさることで、指への負担が少なく、長時間タイピングしても疲れにくいというメリットも生まれます。流れるように滑らかなタイピングを求めるなら、Type-Sの方が適していると言えるでしょう。

      バッテリー持続時間と給電方法の違い

      PCParts-Lab イメージ

      バッテリーの持続時間や給電方法については、HHKB Professional HybridとType-Sの間に違いはありません。どちらのモデルも、2つの給電方法に対応しています。

      一つは、単3形乾電池2本による無線(Bluetooth)での使用です。アルカリ乾電池を使用した場合、約3ヶ月間動作します。もう一つは、USB Type-Cケーブルを接続しての有線使用です。この場合、PCから給電されるため電池は不要です。また、USBで給電しながらBluetooth接続で使う、といったことも可能です。

      ここで注目したいのは、HHKBが充電式のリチウムイオンバッテリーではなく、あえて乾電池式を採用している点です。リチウムイオンバッテリーは経年劣化により寿命がありますが、乾電池であれば交換するだけで済みます。「生涯使えるインタフェース」というコンセプトを掲げるHHKBだからこそ、バッテリーの寿命を気にすることなく、末永く愛用できるようにという開発者のこだわりが感じられます。

      重さ・サイズと持ち運びやすさの比較

      PCParts-Lab イメージ

      HHKBは、そのコンパクトさも大きな魅力の一つです。重さとサイズに関しても、HybridとType-Sで違いはありません。どちらも非常に軽量かつコンパクトに設計されており、持ち運びにも優れています。

      具体的なスペックは以下の通りです。

      • サイズ:幅 294mm × 奥行 110mm × 高さ 40mm

      • 重さ:540g(電池含まず)

      A4用紙の横幅よりも短いサイズで、テンキーレスキーボードの中でも特に小さい部類に入ります。重さも540gとペットボトル飲料1本分ほどなので、カバンに入れても苦になりません。在宅勤務とオフィス勤務を併用している方や、カフェなどで作業することが多い方にとって、この持ち運びやすさは大きなメリットです。どこへでもお気に入りのキーボードを持って行き、一貫したタイピング環境を維持できるのは、作業効率の向上にも繋がるでしょう。

      HHKB Professional HybridとClassicモデルとの違いは?

      PCParts-Lab イメージ

      HHKBのラインナップには、Hybridシリーズの他に「Classic」というモデルも存在します。価格が最も手頃なエントリーモデルという位置づけですが、機能面でいくつか大きな違いがあります。

      最大の違いは接続方法です。HybridシリーズがBluetooth(無線)とUSB(有線)の両方に対応しているのに対し、ClassicはUSB Type-Cによる有線接続のみとなっています。また、キーの割り当てを自由に変更できる「キーマップ変更機能」もClassicには搭載されていません。

      created by Rinker
      HHKB
      ¥20,000 (2025/08/07 17:10:09時点 Amazon調べ-詳細)

      さらに、Classicモデルは英語配列(US)のみのラインナップで、日本語配列(JIS)は選択できません。打鍵感や打鍵音は、Hybridのノーマルモデルとほぼ同じ「カチャカチャ」系です。

      まとめると、Classicは「HHKBの打鍵感を試してみたい」「無線接続やキーのカスタマイズは不要」という方向けの、機能を絞ったシンプルなモデルと言えます。無線接続の利便性やカスタマイズ性を求めるのであれば、Hybridシリーズを選ぶのが良いでしょう。

      HHKB Professional HybridとType-Sの選び方と入手方法の違い

      • 日本語配列(JIS)と英語配列(US)どちらを選ぶ?

      • キーマップ変更機能の有無とカスタマイズ性

      • 結局どっちがいい?HHKB Professional Hybrid Type-Sのおすすめ

      • HHKB Professional Hybrid Type-Sの評判・口コミレビューを紹介

      • HHKB Professional Hybrid Type-Sの正規販売店と試し打ち

      • HHKB Professional Hybrid Type-Sは中古で買うべき?

      • 【補足】HHKBをより快適に使うためのアイテム

        日本語配列(JIS)と英語配列(US)どちらを選ぶ?

        PCParts-Lab イメージ

        HHKB Professional Hybridシリーズ(Type-S含む)では、日本語配列(JIS)と英語配列(US)の2種類から選ぶことができます。どちらを選ぶかは、普段のPC環境やタイピングスタイル、そして見た目の好みによって決まります。

        日本語配列は、私たちが普段よく目にする一般的なキーボードの配列です。「半角/全角」キーや「無変換」「変換」「カタカナ ひらがな」キーがあり、Enterキーも大きいのが特徴です。これまでずっと日本語配列のキーボードを使ってきた方であれば、違和感なく移行できるでしょう。

        一方、英語配列はキーの数が少なく、非常にすっきりとしたミニマルな見た目が特徴です。記号の配置が日本語配列と異なるほか、「半角/全角」キーなどがありません。プログラマーやエンジニアに愛用者が多い配列で、合理的なキー配置が好まれています。「Fn」キーとの同時押しを多用することになりますが、慣れると指の移動距離が少なくなり、効率的にタイピングできると言われています。見た目の美しさから英語配列を選ぶ人も少なくありません。

        キーマップ変更機能の有無とカスタマイズ性

        PCParts-Lab イメージ

        HHKB Professional Hybridシリーズが持つ大きな強みの一つが、「キーマップ変更機能」です。これは、専用のソフトウェアを使って、各キーの役割を自由に入れ替えることができる機能です。この機能はHybridとHybrid Type-Sの両方に搭載されていますが、Classicモデルにはありません。

        例えば、「普段まったく使わないCapsLockキーを、多用するCtrlキーに入れ替える」「押し間違いやすいInsertキーを無効化する」といったカスタマイズが可能です。また、よく使うショートカットキーを押しやすい位置に配置することで、作業効率を劇的に向上させることもできます。

        このように、自分の使い方に合わせてキーボードを「育てる」ことができるのが、キーマップ変更機能の醍醐味です。一度自分好みの配列を作ってしまえば、WindowsでもMacでも、どのPCに接続しても同じ感覚で操作できます。「自分だけの最高の道具」を追求したい方にとって、この機能は非常に魅力的でしょう。

        結局どっちがいい?HHKB Professional Hybrid Type-Sのおすすめ

        PCParts-Lab イメージ

        ここまで様々な違いを見てきましたが、結局のところどちらのモデルを選ぶべきなのでしょうか。あなたの利用シーンやこだわりに合わせて、おすすめのモデルを提案します。

        まず、「Type-S」がおすすめなのは、以下のような方です。

        • オフィスやカフェなど、静かな環境でキーボードを使いたい人

        • 上品で落ち着いた「スコスコ」という打鍵音を体験したい人

        • 少しでも速く、そして楽にタイピングしたい人

        • 予算に余裕があり、最高の性能を求める人

          一方で、「ノーマルHybrid」がおすすめなのは、以下のような方です。

          • 「カチャカチャ」というしっかりとした打鍵感が好きな人

          • タイピングしている感覚を音でも楽しみたい人

          • 主に自宅の個室など、周りを気にしない環境で使う人

          • 少しでも価格を抑えたい人

            もし、どちらにするか決めきれないのであれば、私は「Type-S」をおすすめします。なぜなら、Type-Sの静音性はあらゆるシーンでメリットになり、後から「やっぱり静かな方が良かった」と後悔することが少ないからです。また、リセールバリュー(中古での売却価格)も高い傾向にあるため、万が一合わなかった場合でも損失を抑えやすいという側面もあります。

            created by Rinker
            HHKB
            ¥31,660 (2025/08/07 17:10:09時点 Amazon調べ-詳細)

            HHKB Professional Hybrid Type-Sの評判・口コミレビューを紹介

            PCParts-Lab イメージ

            実際にHHKBを使っているユーザーは、どのような感想を持っているのでしょうか。SNSなどで見られる評判や口コミをいくつか紹介します。

            Type-Sユーザーからは、「静音性が素晴らしく、会議中でも気兼ねなくタイピングできる」「スコスコという音が心地よくて、いつまでも文字を打っていたくなる」「ノーマルから乗り換えたが、もう戻れない」といった、静音性と打鍵感の上質さを絶賛する声が多く見られます。やはり、その静かさと高級感のある打ち心地に満足している方が多いようです。

            一方、ノーマルモデルのユーザーからは、「このカチャカチャ音がたまらない」「しっかりタイプしている感じが好き」「価格と性能のバランスが良い」といった、打鍵音へのこだわりやコストパフォーマンスを評価する声が挙がっています。

            これらの口コミからわかるように、どちらのモデルにも熱心なファンがいます。静音性や高級感を重視するか、それとも打鍵音の心地よさや価格を重視するか。これらのレビューを参考に、自分の好みに合うのはどちらかを考えてみてください。

            HHKB Professional Hybrid Type-Sの正規販売店と試し打ち

            PCParts-Lab イメージ

            HHKBは決して安い買い物ではないため、購入前に実際に触ってみたいと思うのは当然のことです。しかし、HHKBは一般的な家電量販店では展示されていないことがほとんどです。

            実機を試したい場合は、「タッチ&トライスポット」と呼ばれる公式の提携店舗へ行く必要があります。PFUの公式サイトに全国のタッチ&トライスポットのリストが掲載されていますので、お近くの店舗を探してみてください。これらの店舗では、実際にHybridとType-Sの打ち心地を比較検討することができます。

            インターネット上のレビューや動画も参考になりますが、打鍵感という感覚的な部分は、やはり実際に触れてみないと分かりません。特に、ノーマルモデルとType-Sのどちらにするか迷っている場合は、一度試し打ちをしてみることを強くおすすめします。納得のいく一台を選ぶために、ぜひ足を運んでみてください。

            HHKB Professional Hybrid Type-Sは中古で買うべき?

            PCParts-Lab イメージ

            新品は高価で手が出しづらい、という場合は中古品を探してみるのも一つの手です。HHKBは非常に人気が高く、メルカリやヤフオク!などのフリマサイトで活発に取引されています。

            中古で探すメリットは、なんといっても価格を抑えられることです。また、HHKBは耐久性が非常に高く、3,000万回以上のキー打鍵に耐えるテストをクリアしているため、中古であっても長く使える可能性が高いです。

            ただし、注意点もあります。当然ながら個人の使用済み品なので、キーの摩耗や汚れ、傷などがある場合があります。商品の状態を写真や説明文でよく確認し、信頼できる出品者から購入することが重要です。また、前の所有者がキーマップを変更している可能性もあるため、購入後は一度設定をリセットする必要があるかもしれません。HHKBはリセールバリューが高いことでも知られているので、もし自分に合わなかった場合でも比較的高値で売却しやすいのは、中古で購入する際の安心材料と言えるでしょう。

            【補足】HHKBをより快適に使うためのアイテム

            PCParts-Lab イメージ

            HHKBを手に入れたら、ぜひ一緒に用意したいのが「パームレスト」です。パームレストとは、キーボードの手前に置いて手首を乗せるためのクッションや台のことです。

            HHKBは一般的なキーボードに比べて少し高さがあるため、そのまま使うと手首が反った状態になり、長時間使用すると疲れや痛みを感じることがあります。パームレストを使うことで、手首の角度が自然になり、体への負担を大きく軽減することができます。

            純正品はありませんが、多くのメーカーからHHKBにぴったりのサイズのパームレストが販売されています。特に、木製のウッドパームレストは見た目もおしゃれで、HHKBとの相性も抜群です。タイピングの快適性をさらに向上させるための必須アイテムとして、キーボード本体と合わせての購入を検討してみてはいかがでしょうか。

            HHKB Professional HybridとType-Sの違いまとめ

            • HHKBにはHybrid(ノーマル)、Hybrid Type-S、Classicの3モデルが存在する

            • Type-Sは静音性と高速タイピング性能に特化した上位モデルである

            • 価格はType-Sがノーマルより約5,000円高い

            • 打鍵音はノーマルが「カチャカチャ」、Type-Sが「スコスコ」と表現される

            • 静音性を最優先するならType-S一択である

            • Type-Sは図書館でも使えるレベルの静かさを誇る

            • キーストロークはType-Sの方が0.2mm浅く、高速タイピングに向いている

            • 押下圧はどちらのモデルも45gで共通である

            • 接続方法はHybridシリーズならBluetoothとUSBの両対応

            • Classicモデルは有線接続のみでキーマップ変更機能がない

            • バッテリーは単3乾電池式で、長期間の使用を想定した設計である

            • サイズと重さは全モデル共通で、持ち運びに優れている

            • 日本語配列(JIS)と英語配列(US)から選択可能(ClassicはUSのみ)

            • 迷ったら、あらゆるシーンで使いやすいType-Sがおすすめである

            • 購入前には「タッチ&トライスポット」での試し打ちが推奨される