近年、その高いコストパフォーマンスで注目を集めるHanye(ハンイェ)のSSD。「Hanye SSD 評判」と検索して、このブランドについて調べている方も多いのではないでしょうか。魅力的な価格の一方で、Hanyeはどこの国のメーカーなのか、そしてHanyeという会社の信頼性について気になるところです。
この記事では、そうした疑問を解消するため、Hanye製SSDの実際の速度、性能、耐久性を徹底解説します。購入を検討するうえで重要な判断材料となる、Hanyeの悪い口コミとHanyeのいい口コミを公平に集め、Hanyeの口コミの総評としてまとめました。
さらに、安心して長く使うために欠かせない保証やサポート体制、人気モデルであるHE70とHE80の違いについても詳しく比較。この記事を読めば、Hanyeが向いている人はどんなタイプか、性能・速度重視のおすすめモデルからコスパ重視のおすすめモデルまで、あなたに最適な一枚がきっと見つかります。
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Hanyeがどこの国のメーカーで信頼性があるかどうか
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SSDの速度・性能・耐久性など基本スペック
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口コミから見える良い点と悪い点の実態
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自分に合ったモデルの選び方と注意点
HanyeのSSDの評判は?会社の信頼性も調査
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Hanyeはどこの国のメーカー?
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Hanyeの会社としての信頼性は?
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SSDの速度・性能・耐久性
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Hanyeのいい口コミ・評判は?
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Hanyeの悪い口コミ・評判は?
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Hanye SSDの口コミまとめ
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HanyeのSSDの保証とサポート体制は?
Hanyeはどこの国のメーカー?

Hanye(ハンイェ)は中国に本拠地を置く電子機器メーカーで、運営拠点は中国遼寧省瀋陽市にあります。正式な社名は「Hanye Technology Co., Ltd.」で、2003年に設立されました。主な事業内容は、SSD(ソリッドステートドライブ)やフラッシュメモリなどの記憶媒体の開発・製造・販売です。設立以来、記憶装置に特化して成長を続けており、近年ではPS5対応SSDのラインアップでも注目されています。
本社の所在地は「803, NO.6, AiTe, 90-6# SanHao Street, Heping District, ShenYang, China」と明記されており、製品は日本を含む海外市場でも流通しています。日本国内ではAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどを通じて購入可能です。企業としての規模は従業員数30名と比較的小規模ですが、20年以上の事業継続実績は一定の信頼につながる要素と言えます。
Hanyeの会社としての信頼性は?

Hanyeは中国発の中小企業でありながら、記憶媒体市場で長年の実績を持っています。創業は2003年で、20年以上にわたってフラッシュメモリやSSDの製品開発・供給を継続している点からも、一定の信頼性があると判断できます。多くの新興ブランドが数年で消えていく中、Hanyeは現在に至るまで事業を継続しており、その点は無視できません。
日本市場では「嘉年華株式会社(JNH)」という代理店を通じて正規販売されており、製品の流通やサポートも一貫して行われています。ただし、SamsungやWestern Digitalのようなグローバル大手と比べると、技術情報の開示が少なく、製品仕様の詳細(コントローラやNANDの種類など)が「非公開」とされているモデルも多いため、技術的な透明性はやや劣ると言えます。
特にHanye製SSDはDRAMレスであることが多く、パフォーマンスに影響するケースもあるため、性能を重視する場合は注意が必要です。ただし価格とのバランスを考えれば、コストパフォーマンスを重視するユーザーにとっては、信頼に足る選択肢となる可能性も十分にあります。
SSDの速度・性能・耐久性

HanyeのSSDは、価格を抑えながらも現代のストレージ要件に対応できる性能を持っています。中でも注目されているのが「HE70」および「HE80」シリーズで、どちらもPCIe Gen4x4対応のNVMe M.2 SSDです。PS5やハイエンドPCに対応するほどのスペックがあり、特に読み込み速度はHE70で最大7450MB/s、HE80で最大7400MB/sと、業界トップクラスに匹敵します。
実際のベンチマークでも、HE70は読み込み平均6609MB/s、ランダムアクセス738MB/sという高水準の結果が出ており、最新ゲームのロード時間を短縮したいユーザーにとっては大きなメリットです。一方、書き込み性能はシーケンシャルで5794MB/sと十分な速度を示していますが、ランダム書き込みは280MB/sと若干の遅さが見られ、ゲームのセーブや細かいファイルの移動などでやや時間がかかることがあります。
耐久性についても、特にHE80の4TBモデルは2400TBW(テラバイト書き換え)という優秀な書き込み耐性を備えています。これは、毎日100GBの書き込みを行っても65年以上耐えられる計算です。加えて、放熱性の高いヒートシンクを搭載しており、64GBの連続書き込みでも最高温度は45℃前後に抑えられています。このように、冷却設計も含めて安定性が高く、長く使えるSSDとして評価できます。
Hanyeのいい口コミ・評判は?

Hanye製SSDの中でも、HE70やHE80シリーズは多くのユーザーから好意的な評価を受けています。主に高評価の理由として挙げられるのは以下のようなポイントです。
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高性能な割に価格が手頃:2TBモデルでも2万円以下で購入できるコスパの良さが魅力。特にPS5対応モデルの中ではかなり安価。
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実測値でも十分な読み込み速度:ゲーム起動が早く、PS5での「エルデンリング」の起動時間は約12.6秒と内蔵SSDと大差なし。
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冷却性が高く安定した動作:アルミ製のヒートシンク付きで、発熱を効果的に抑えられる構造。
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取り付けが簡単で初心者でも扱いやすい:PS5やPCへの増設が比較的容易で、初心者の購入者からも評価されている。
「純正品にこだわらなければこれで十分」「この価格でこの性能はすごい」などの声が見られ、パフォーマンスとコストのバランスを重視するユーザーには好印象を与えているようです。
Hanyeの悪い口コミ・評判は?

一方で、Hanye製SSDに対するネガティブな口コミもいくつか確認できます。具体的には、以下のような内容が挙げられています。
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ブランドに対する不安:あまり名前を聞いたことがないメーカーということで、「品質が心配」「安すぎて逆に不安」といった声があります。
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仕様が非公開の部分が多い:NANDの製造元やSSDコントローラの詳細が公式に開示されていないため、信頼性や性能が不透明と感じる人もいます。
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DRAMレス構造による速度の不安定さ:DRAMキャッシュがないことにより、大容量ファイルの書き込み時に速度が落ちるケースがあるという報告もあります。
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長期使用に関する情報が少ない:新興メーカーのため、数年後の劣化具合やサポート実績がまだ十分に蓄積されていないという点に不安を感じる声もあります。
これらの口コミは、製品の仕様に敏感な上級者や、長期間にわたる安定運用を前提とするユーザーほど気になるポイントと言えるでしょう。
Hanye SSDの口コミまとめ
総合的に見ると、Hanye SSDは「安くてそこそこ速い」というコンセプトに強みを持つ製品群です。価格が安価でありながら、実使用に耐えうる性能を持っていることから、エントリーユーザーや初めてのSSD増設を考えている人にとっては、非常に魅力的な選択肢になります。
口コミ全体の傾向としては、
【ポジティブ】
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価格以上の性能を実感できる
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発熱が少なく、安定して動作する
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ゲーム用途でも実用的なスピード
【ネガティブ】
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製品スペックの透明性が低い
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ブランドとしての信頼度に不安が残る
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ロットごとに性能差がある可能性
このように、スペック重視のユーザーには物足りない部分もありますが、日常的な用途やコスパを優先したい人には十分選ぶ価値がある製品と言えるでしょう。
HanyeのSSDの保証とサポート体制は?

HanyeのSSDは、購入から最大5年間の製品保証が付属しています。これは国内外を問わずSSD市場で見ても長めの保証期間で、長期利用を想定するユーザーにとっては安心できるポイントです。
日本国内でHanye製品を取り扱っているのは、主に「嘉年華株式会社(JNH)」という正規代理店です。AmazonやYahoo!ショッピングなどで販売されている商品には、JNHがサポート窓口となる場合が多く、購入後の不具合や交換対応も日本語でスムーズに行えます。
注意点としては、製品に貼られているラベルシールを剥がすと保証が無効になることがある点です。ヒートシンクの取り付け時などに誤ってラベルを傷つけないよう注意しましょう。また、保証の対象は自然故障や初期不良などに限られ、ユーザーの過失による破損は基本的にカバーされません。
さらに、ショップによって独自の保証ポリシーを設けていることもあるため、購入前にはECサイトの保証条件をしっかり確認しておくと安心です。価格の安さだけでなく、保証対応の充実度を含めて検討すると、より満足度の高い買い物ができるでしょう。
HanyeのSSDの評判|製品の選び方と注意点
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コスパを重視する人におすすめのモデル
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性能や速度を重視する人におすすめモデル
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HE70とHE80の違いは?
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HanyeのSSDを選ぶときに注意すべきポイント
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総合的に見たHanye SSDのおすすめ度は?
コスパを重視する人におすすめのモデル

価格をできるだけ抑えつつ、それなりの性能を求める人には「Hanye HE70-2TBNHS1」がおすすめです。2TBモデルでも17,000〜20,000円程度で購入でき、同等容量の大手メーカー製SSDと比べて1万円以上安く手に入るケースもあります。
特に注目すべきは、低価格ながらもPCIe Gen4x4に対応している点です。これにより、読み込み速度は最大7450MB/s、書き込み速度は6700MB/s(※公称値)という、ハイエンド製品に近いスペックを実現しています。もちろん、実際の使用環境によって多少速度は落ちますが、それでもベンチマーク結果は非常に優秀で、ゲームのロードやデータ転送もストレスなく行えます。
さらに、ヒートシンクが最初から搭載されているので、追加で冷却パーツを買い足す必要もありません。放熱性にも優れており、温度上昇による速度低下や故障リスクを防げる構造になっています。
Hanye HE70は、初めてM.2 SSDを購入する人や、PS5に増設したいけどコストは抑えたいという人にとって、非常に魅力的な選択肢です。予算を抑えて最大限の効果を得たい人にぴったりのモデルと言えるでしょう。
性能や速度を重視する人におすすめモデル

とにかく読み書きの速度を重視したい方には、Hanyeの「HE80シリーズ」が最適です。中でも4TBモデルは非常に優秀で、読み込み最大7400MB/s・書き込み最大6600MB/sという驚異的なスペックを誇ります。これらの数値は、プロフェッショナル用途や高速ストレージを必要とするゲーマー、映像編集者にも通用するレベルです。
さらに、HE80シリーズはYMTC製232層3D TLC NANDとMAP1602Aコントローラを採用しており、高速なデータ転送だけでなく、耐久性やランダムアクセス性能にも優れています。キャッシュ構造も巧妙で、pSLCキャッシュの容量が非常に大きいため、連続書き込み時も速度低下が起きにくい仕様です。
ドロップフレームを抑える動画編集、DirectStorage対応の高速ゲーム起動、4K映像のリアルタイム編集など、高負荷な作業でもしっかり応えてくれる信頼性があります。
価格はやや高めですが、それでも同等スペックの大手ブランド製SSDよりは割安です。性能に妥協したくない方や、長期的にハードな使い方をする予定のある方には、HE80シリーズを強くおすすめします。
HE70とHE80の違いは?

HanyeのSSDでよく比較されるのが「HE70シリーズ」と「HE80シリーズ」です。この2つの主な違いは、「速度」「容量展開」「冷却方式」「搭載部品の構成」にあります。
まず速度ですが、HE70は公称値で読み込み7450MB/s・書き込み6700MB/sと、HE80(読み込み7400MB/s・書き込み6500MB/s)よりわずかに高く見えます。ただし、実際の使用においてはHE80のほうがpSLCキャッシュが大きく、長時間の連続使用時のパフォーマンス維持力が高い傾向にあります。
容量の面では、HE70が1TB・2TBの2種類から選べるのに対して、HE80は最大4TBモデルまで展開されており、大容量を必要とするユーザーに向いています。とくに4TB版は片面実装で、ノートPCやスペースが限られた機器でも取り付けやすい設計になっています。
冷却性能では、HE70がアルミ製ヒートシンク付きで高い放熱性を備えているのに対し、HE80はモデルによってヒートシンク・グラフェンラベル・シートなしなど複数のバリエーションがあります。用途に応じて冷却構造を選べるのがHE80の利点です。
また、HE80は内部構成の信頼性も高く、NANDチップやコントローラが優れたモデルに統一されている可能性が高いという評価もあります。総じて、HE70は「安く高性能を得たい人」、HE80は「より多機能かつ長期運用を重視する人」に適したシリーズと言えるでしょう。
HanyeのSSDを選ぶときに注意すべきポイント

HanyeのSSDは価格の割に性能が高く、コスパに優れた製品が揃っていますが、購入前にいくつかの注意点を理解しておくことが重要です。
まず1つ目は、製品情報の公開レベルです。大手メーカーと違って、Hanyeは一部モデルにおいてNANDのメーカーやコントローラの型番など、内部構成を公開していないケースがあります。これは購入時に同じモデル名でもロットによって構成が異なる、いわゆる“ガチャ”のリスクがあることを意味します。
2つ目は、DRAMキャッシュ非搭載である点です。Hanyeの多くのモデルは「DRAMレス仕様」で、代わりにホストメモリバッファ(HMB)という技術を使ってキャッシュ処理をしています。日常的な使用には問題ありませんが、大容量ファイルの書き込みが多い場合には速度の低下が起きやすくなります。
3つ目のポイントは、保証対応と購入店舗の確認です。Hanye製品は、日本国内では「嘉年華株式会社」がサポートを担当していますが、正規代理店経由での購入でない場合は保証が受けられないこともあるため、信頼できる販売店での購入が推奨されます。
さらに、ヒートシンクの装着方法にも注意が必要です。製品に貼られているシールを剥がしてしまうと、保証が無効になる可能性があります。取り扱いには慎重さが求められます。
総合的に見たHanye SSDのおすすめ度は?

HanyeのSSDは、総合的に見ると「コスパ重視の実用SSD」として非常に優れた選択肢です。2TBクラスの高性能SSDが2万円以下で購入できる点、PCIe Gen4x4対応でゲーム用途にも申し分ないスピードを持つ点、発熱対策がしっかりしている点など、価格帯からは想像しにくい実力を持っています。
とはいえ、すべてのユーザーに向いているわけではありません。製品構成が非公開なことや、DRAMレスによるパフォーマンスの不安定さ、保証条件の確認が必要など、事前に知っておくべき注意点も確かに存在します。特に業務での使用や、高頻度で大容量データを扱う環境では、より安定性の高いブランドを選ぶほうが安心です。
ただし、日常的なゲームプレイ、写真・動画の保存、OSやアプリの起動用ストレージといった使い方なら、Hanye SSDは十分な性能と耐久性を備えており、「必要な性能を低価格で手に入れたい」というニーズにぴったりです。
価格を抑えて性能を妥協したくないという方には、HanyeのSSDは「買って損なし」と言える製品です。用途をよく見極めたうえで選べば、高い満足度が得られるでしょう。
HanyeのSSDの評判まとめ
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中国瀋陽市の中小企業が展開するSSDブランドである
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2003年設立で20年以上の事業実績がある
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日本ではJNHを通じて正規販売されている
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DRAMレス仕様が多く、用途によって向き不向きがある
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HE70とHE80はPS5にも対応可能な高速モデルである
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ベンチマーク性能は上位クラスと遜色ない水準
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発熱が少なく冷却性能に優れた設計である
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価格が安く、初めてのSSD選びにも適している
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スペック非公開な部分があり、透明性に欠ける点がある
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ロットによってパーツが異なる可能性がある
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高速書き込みが求められる用途にはHE80が向いている
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HE70はコスパを重視するゲーマーや一般用途向けである
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最大5年保証があり、日本語でのサポートも受けられる
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保証には制限があり、ラベル剥がしなどに注意が必要
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ハイエンド志向には不向きだが価格性能比は非常に高い