AndroidスマートフォンでUSBメモリが認識しないトラブルにお困りではありませんか。データのバックアップや移動に便利なUSBメモリですが、突然使えなくなると焦ってしまいますよね。この問題の原因は多岐にわたり、スマホの設定やUSBメモリのフォーマット形式 fat32 exfatの違い、あるいは変換アダプタ Type-Cの不具合などが考えられます。まずは抜き差しや再起動といった簡単な対処法から試すことが重要です。また、そもそもお使いのスマホがOTG対応か確認し、正しい使い方を理解することも解決の第一歩です。ファイルマネージャーアプリでの表示確認や、場合によってはPCでフォーマットし直すことで解決することもあります。さらに、AQUOSやXperiaといった特定の機種に固有の設定が影響しているケースや、最終手段としてUSBデバッグの設定を見直す方法も存在します。万が一、USBメモリ自体の故障が疑われる場合の対処法や、大切なデータ復旧の可能性、そして買い替えにおすすめの製品まで、この記事で網羅的に解説します。
- AndroidスマホがUSBメモリを認識しない原因の切り分け方
- 初心者でも簡単に試せる基本的な対処法
- 解決しない場合の少し高度な設定やフォーマット方法
- 故障やデータ消失時の対応、おすすめの製品選び
AndroidでUSBメモリを認識しない?原因と対処法
- Androidが認識しない主な原因
- スマホのOTG対応を確認する
- USBメモリの正しい使い方
- 抜き差しと再起動を試す
- 見直すべきスマホの設定とは
- ファイルマネージャーアプリで確認
- Type-C変換アダプタの選び方
Androidが認識しない主な原因

AndroidスマートフォンがUSBメモリを認識しない場合、原因は一つとは限りません。スマートフォン本体、USBメモリ、そして両者を繋ぐアダプタなど、様々な要因が考えられます。トラブル解決のためには、まず原因を切り分けることが重要です。
考えられる原因のカテゴリ
- スマートフォン側の問題:そもそもOTGに非対応、設定ミス、OSの一時的な不具合、USBポートの汚れや故障など。
- USBメモリ側の問題:物理的な故障、ファイルシステムの破損、Androidが非対応のフォーマット形式(NTFSなど)になっている。
- 接続・その他の問題:OTG非対応のアダプタを使用、アダプタの故障、単純な接触不良や相性問題。
これらの原因を一つずつ潰していくことで、問題の箇所を特定し、適切な対処法を見つけることができます。まずは簡単な確認作業から始めていきましょう。
スマホのOTG対応を確認する
USBメモリが認識されない最も基本的な原因として、お使いのスマートフォンが「USB OTG(On-The-Go)」機能に非対応である可能性が考えられます。この機能がなければ、どれだけ試してもUSBメモリは使えません。
USB OTG(On-The-Go)とは?
通常、PCが「ホスト(親機)」となり、USBメモリなどの周辺機器を制御します。USB OTGは、スマートフォンやタブレットをホストとして機能させる技術です。これにより、PCを介さずにマウスやキーボード、USBメモリなどを直接接続して利用できるようになります。
ご自身のスマートフォンがOTGに対応しているか、以下の方法で確認してみましょう。
OTG対応の確認方法
- 製品の仕様を確認する:スマートフォンの公式サイトや取扱説明書を開き、「仕様」や「スペック」の項目をチェックします。「USB OTG対応」や「USBホスト機能」といった記載があれば対応しています。
- 製品パッケージを確認する:購入時の箱に、OTG対応を示すロゴマークや文言が記載されている場合があります。
- チェッカーアプリを使用する:Google Playストアで「USB OTG Checker」といった無料アプリをインストールし、実行します。アプリが自動で端末の対応状況を診断してくれます。
- 実際に接続してみる:確実な方法ですが、OTG対応のアダプタとUSBメモリを実際に接続し、ファイルマネージャーアプリで認識されるか試します。
もしOTGに非対応だった場合、残念ながらソフトウェアのアップデートや設定変更で対応させることはできません。ハードウェアレベルでの対応が必要なため、その端末でUSBメモリを使用することは基本的に不可能です。
USBメモリの正しい使い方

OTGに対応しているにも関わらず認識しない場合、接続方法や手順が適切でない可能性もあります。基本的な使い方と、特に重要な「安全な取り外し方」を再確認しましょう。
接続からファイル操作までの手順
- 必要なものを準備する
OTG対応スマホ、USBメモリ、そして接続用の機器(Type-C変換アダプタやデュアルUSBメモリなど)を用意します。 - スマートフォンに接続する
変換アダプタを使う場合はUSBメモリをアダプタに挿し、それをスマホに接続します。Type-C端子付きのUSBメモリなら直接接続します。 - 認識を確認する
接続に成功すると、画面上部の通知領域に「USBドライブ」や「外部ストレージ」といった通知が表示されます。 - ファイルにアクセスする
通知をタップするか、ファイルマネージャーアプリを起動して「USBストレージ」などの項目を探し、ファイル操作(コピー、移動など)を行います。
データ破損を防ぐ「安全な取り外し(アンマウント)」
USBメモリを使い終わった後に、いきなり引き抜いていませんか?これはデータ破損やUSBメモリの故障に繋がる非常に危険な行為です。必ず以下の手順でアンマウント(接続解除)を行ってください。
- 通知領域を下にスワイプし、USBドライブの通知にある「取り外し」や「アンマウント」アイコンをタップします。
- または、[設定] > [ストレージ] へ進み、該当のUSBドライブの横にある取り出しアイコン▲をタップします。
- 「安全に取り外しました」といったメッセージが表示されたことを確認してから、物理的にUSBメモリを抜きます。
この一手間が、大切なデータとUSBメモリ本体を守ることに繋がります。
抜き差しと再起動を試す
ITトラブルの基本ですが、最も簡単で効果的なのが「抜き差し」と「再起動」です。複雑な設定を確認する前に、まずはこれを試しましょう。
接触不良を解消する「抜き差し」
単純な接触不良が原因で認識されていないケースは非常に多いです。以下の点を意識して、何度か抜き差しを試してみてください。
- ゆっくりとUSBメモリ(またはアダプタ)を抜き、数秒待ってから再度挿し込む。
- 「カチッ」と音がするまで、まっすぐ確実に奥まで挿し込む。
- スマホケースが干渉している可能性もあるため、一度ケースを外して試す。
- 変換アダプタを使っている場合は、アダプタとUSBメモリの間、アダプタとスマホの間、両方の接続を確認する。
システムをリセットする「再起動」
スマートフォンのOSやバックグラウンドで動いているプログラムの一時的な不具合が原因の場合、再起動することでシステムの状態がリフレッシュされ、問題が解決することがあります。
推奨される手順は、一度USBメモリをスマートフォンから取り外した状態で再起動を行い、起動が完了してから再度USBメモリを接続する方法です。状況によっては、接続したまま再起動することで認識する場合もあります。
見直すべきスマホの設定とは

一部のメーカーのスマートフォンでは、USBメモリを使用するために特別な設定を有効にする必要があります。これが見落とされがちな原因の一つです。
OTG接続設定の有効化(OPPOなど)
特にOPPO、OnePlus、Realmeなどのメーカーの機種では、セキュリティ上の理由から、OTG接続機能がデフォルトでオフになっていることがあります。USBメモリを接続する直前に、以下の設定をオンにする必要があります。
- [設定]アプリを開く。
- [システム設定]または[追加設定]といった項目を選択する。
- [OTG接続]を見つけ、スイッチをオンにする。
この設定は、約10分間操作がないと自動的にオフに戻ることがほとんどです。USBメモリを接続しても認識しない場合は、再度この設定がオンになっているか確認してください。
デフォルトのUSB設定の確認
これは主にPCと接続した際の挙動を決める設定ですが、念のため確認しておきましょう。まず、開発者向けオプションを有効にする必要があります。
- [設定] > [端末情報]を開き、「ビルド番号」を7回連続でタップします。
- [設定] > [システム]などに「開発者向けオプション」が表示されるので開きます。
- 中にある「デフォルトのUSB設定」を探し、「ファイル転送」または「MTP」が選択されていることを確認します。
ファイルマネージャーアプリで確認
スマートフォンがUSBメモリを物理的に認識していても、ファイルを表示・操作するための「ファイルマネージャーアプリ」が対応していなかったり、設定が不適切だったりすると、USBメモリが見えないことがあります。
標準のファイルマネージャーを確認
ほとんどのAndroidスマートフォンには、購入時からファイル管理用のアプリがインストールされています。メーカーによってアプリの名前は異なります。
- Files by Google (Pixelなど)
- マイファイル (Samsung Galaxy)
- ファイル管理 (Xiaomi)
これらのアプリを起動し、ストレージの一覧に「USBストレージ」「OTG」といった項目が表示されていないか確認してください。
高機能なサードパーティ製アプリを試す
標準アプリで認識しない場合でも、Google Playストアで配布されている別のファイルマネージャーアプリをインストールすると、認識されることがあります。
おすすめのファイルマネージャーアプリ
- Solid Explorer File Manager: 使いやすいUIと安定した動作で人気のアプリ。USB-OTGサポートも明記されています。
- X-plore File Manager: 左右2画面表示が特徴的な高機能ファイラー。こちらもUSB-OTGに対応しています。
アプリの初回起動時やUSBメモリ接続時に、「ストレージへのアクセス権限」の許可を求められることがあります。これを「許可」しないと、USBメモリ内のファイルにアクセスできないので注意してください。
Type-C変換アダプタの選び方

一般的なUSBメモリ(Type-A)をType-Cポートのスマートフォンに接続する場合、変換アダプタが必須です。しかし、このアダプタが原因で認識しないケースも少なくありません。
アダプタには、単にコネクタの形状を変換するだけのものと、スマホをホストとして機能させるOTG対応のものがあります。USBメモリを使うには、後者を選ぶ必要があります。
OTG対応アダプタを選ぶ重要ポイント
- 「OTG対応」の明記:商品説明に「OTG」「On-The-Go」と書かれている製品を必ず選びましょう。これが最も重要です。
- 信頼性のあるメーカー:Anker, UGREEN, Belkin, エレコムなど、実績のある周辺機器メーカーの製品は品質が安定しており安心です。
- 形状:スマホケースとの干渉を避けたい場合は、短いケーブルが付いた「ケーブルタイプ」がおすすめです。
- レビューの確認:購入前に、自分と同じ機種のスマホで使えたというレビューがあるか確認すると、相性問題のリスクを減らせます。
100円ショップなどで売られている安価すぎる製品やノーブランド品は、OTGに非対応であったり、内部の品質が悪く、認識しないだけでなくスマートフォンやUSBメモリを破損させる危険性もあるため、避けるのが賢明です。
それでもAndroidでUSBメモリを認識しない時の高度な解決策
- フォーマット形式fat32とexfat
- PCでフォーマットする方法
- 開発者向けUSBデバッグ設定
- AQUOSとXperiaの注意点
- USBメモリやスマホの故障を疑う
- データ復旧は可能?
- 買い替えにおすすめの製品
- AndroidでUSBメモリを認識しない時の総括
フォーマット形式fat32とexfat
USBメモリがどの「フォーマット形式(ファイルシステム)」で初期化されているかは、スマートフォンに認識されるかどうかを左右する重要な要素です。Androidで主に使われるのは「FAT32」と「exFAT」の2種類です。
| 形式 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| FAT32 | 互換性が非常に高く、ほとんどの機器で使える | 1ファイル4GBまでのサイズ制限がある |
| exFAT | ファイルサイズの制限が実質的になし | ごく一部の古いAndroid端末では非対応の場合がある |
| NTFS | (Windows標準) | Androidでは基本的にサポートされていない |
もしお使いのUSBメモリがWindowsの標準形式である「NTFS」でフォーマットされている場合、多くのAndroidスマートフォンでは認識できません。現在の主流は、大容量ファイルも扱えるexFATです。もし認識しない場合は、PCを使ってexFATまたはFAT32にフォーマットし直すことで解決する可能性があります。
PCでフォーマットする方法

USBメモリのファイルシステムが破損している場合や、非対応の形式になっている場合、PCを使って正しい形式にフォーマット(初期化)することで、再び使えるようになることがあります。
【最重要】フォーマットを行うと、USBメモリ内に保存されているデータはすべて消去されます。必要なデータがある場合は、必ず事前にPCなどにバックアップを取ってください。
Windows PCでのフォーマット手順
- USBメモリをPCに接続します。
- エクスプローラー(PCアイコン)を開き、認識されたUSBドライブを右クリックし、メニューから「フォーマット」を選択します。
- フォーマット画面が開いたら、以下の設定を確認します。
- ファイルシステム:「exFAT」を選択します(64GB以上の大容量USBメモリや、4GB超のファイルを扱う場合におすすめ)。互換性を最優先するなら「FAT32」を選びます。
- アロケーションユニットサイズ:「既定値」のままでOKです。
- クイックフォーマット:チェックを入れたままでOKです。
- 「開始」ボタンをクリックし、警告メッセージに「OK」で応答します。
- 「フォーマットは完了しました」と表示されたら完了です。PCから安全に取り外し、スマートフォンで認識されるか確認しましょう。
もしPCに接続してもドライブ自体が表示されない、またはフォーマットがエラーで失敗する場合は、USBメモリ自体の物理的な故障が考えられます。
開発者向けUSBデバッグ設定
これは上級者向けの対処法であり、直接的な解決策になるケースは稀ですが、他の方法でうまくいかない場合に試す価値があります。「USBデバッグ」は本来、開発者がアプリのテストなどを行うための機能です。
USBデバッグの有効化/無効化の手順
- 開発者向けオプションを有効にする
[設定] > [端末情報] を開き、「ビルド番号」を7回連続でタップします。「これでデベロッパーになりました!」と表示されればOKです。 - USBデバッグを操作する
[設定] > [システム] などに追加された「開発者向けオプション」を開きます。リストの中から「USBデバッグ」を探し、スイッチを一度オンにしてみます。警告が出ますが、内容を理解した上でOKをタップし、USBメモリを接続して認識されるか試します。改善しない場合は、オフに戻して再度試してみてください。
【セキュリティ注意】USBデバッグは、PCに接続した際にスマートフォンの内部データへのアクセスを許可する可能性があるため、セキュリティリスクを伴います。トラブルシューティングが終わったら、必ず「USBデバッグ」のスイッチをオフに戻してください。
AQUOSとXperiaの注意点
一部のメーカーの機種では、独自の機能や設定メニューがUSB機器の認識に影響を与えることがあります。ここでは代表例としてAQUOSとXperiaについて解説します。
AQUOS(シャープ製)の場合
AQUOSシリーズには、シャープ独自の省電力機能「エコ技」が搭載されていることがあります。この機能がUSBポートへの電力供給を制限し、USBメモリが動作しない原因になる可能性があります。もし認識しない場合は、[設定]から「エコ技」関連の項目を探し、一時的にオフにしてから再度試してみてください。
Xperia(ソニー製)の場合
Xperiaシリーズでは、USB機器の接続に関する専用メニューが用意されていることがあります。[設定] > [機器接続] > [USB接続設定]といった項目を確認してみましょう。この中に「USB機器を検出」のようなメニューがあれば、それをタップすることで手動で認識を促すことができます。
両メーカーともに、OSのメジャーアップデートによってUSBに関する挙動が変わることがあります。問題が解決しない場合は、お使いの機種名と「USBメモリ 認識しない」などのキーワードで、メーカー公式サイトのサポート情報を確認することも有効です。
USBメモリやスマホの故障を疑う
これまで紹介したすべての対処法を試しても解決しない場合、スマートフォン本体、USBメモリ、または変換アダプタのいずれかが物理的に故障している可能性が高まります。以下の手順で故障箇所を切り分けましょう。
故障箇所の診断フロー
- USBメモリの故障をチェック
問題のUSBメモリを、PCや別のOTG対応スマホなど、他の機器に接続してみます。
→ どの機器でも認識されなければ、USBメモリ自体の故障が濃厚です。 - スマートフォン本体の故障をチェック
正常に動作することがわかっている別のUSBメモリやアダプタを、問題のスマートフォンに接続してみます。また、PCとUSBケーブルで接続し、充電やデータ転送ができるかも確認します。
→ どのUSB機器を繋いでも無反応、または充電すらできない場合は、スマホのUSBポートや内部回路の故障が濃厚です。 - 変換アダプタの故障をチェック
別のOTG変換アダプタがあれば、それを使って試します。
→ アダプタを替えたら認識した場合は、元のアダプタの故障が濃厚です。
故障箇所が特定できた場合、USBメモリやアダプタなら買い替え、スマートフォン本体なら契約しているキャリアやメーカーの修理サポートへ相談しましょう。
データ復旧は可能?

認識しなくなったUSBメモリの中に、どうしても取り出したい大切なデータがある場合、データ復旧を試みることになります。ただし、障害の種類によって対処法が大きく異なります。
論理障害と物理障害
- 論理障害:ファイルシステムが破損している状態。PCに接続すると「フォーマットしますか?」と表示されることが多い。この場合、データ復旧ソフトを使えば自力で復旧できる可能性があります。
- 物理障害:USBメモリ自体が物理的に破損している状態。PCに接続しても全く認識されない、異音がする、焦げ臭いなどの症状が出ます。この場合は自力での復旧はほぼ不可能です。
データ復旧の方法
自力で復旧を試す場合(論理障害のみ)
PCに「Recuva」(無料)や「ファイナルデータ」(有料)などのデータ復旧ソフトをインストールし、USBメモリをスキャンします。復旧可能なファイルが見つかったら、必ずPCのハードディスクなど、別の場所に保存してください。
専門業者に依頼する場合
物理障害の場合や、非常に重要なデータで失敗したくない場合は、専門のデータ復旧業者に相談しましょう。費用は数万円からと高額になることが多いですが、復旧の確率は高まります。初期診断が無料の業者を選び、まずは見積もりを取るのがおすすめです。
買い替えにおすすめの製品
USBメモリや変換アダプタの故障が原因だった場合や、これを機に新しく購入を検討している方向けに、製品選びのポイントを紹介します。
おすすめは「デュアルコネクタUSBメモリ」
現在最もおすすめなのが、USB Type-Cと、PCで一般的なUSB Type-Aの両方のコネクタを搭載したデュアルタイプのUSBメモリです。これなら変換アダプタを別途用意する必要がなく、スマートフォンとPC間でのデータ移動が非常にスムーズになります。
- 代表的な製品:SanDisk Ultra Dual Drive Luxe, KIOXIA TransMemory U366 など
- 選ぶ際のポイント:SanDisk、KIOXIA、BUFFALOなど、信頼性の高いメーカーの製品を選びましょう。転送速度が高速な「USB 3.0」以上に対応したモデルが快適です。
OTG変換アダプタを選ぶなら
もし手持ちのUSBメモリを活用したい場合は、信頼できるメーカーのOTG対応変換アダプタを選びましょう。
- 信頼できるメーカー:Anker, UGREEN, Belkin, エレコム など
- 選ぶ際のポイント:「OTG対応」の記載を必ず確認してください。スマホケースと干渉しにくいケーブルタイプが汎用性が高くおすすめです。
AndroidでUSBメモリを認識しない時の総括
この記事では、AndroidスマートフォンでUSBメモリが認識しない問題について、原因の特定から具体的な対処法までを解説しました。最後に、問題解決のためのチェックリストをまとめます。
- まずスマートフォンがOTG機能に対応しているか確認する
- USBメモリの抜き差しやスマートフォンの再起動を試す
- スマホケースが干渉していないか確認し一度外してみる
- OPPOなど一部機種では設定からOTG接続を有効にする必要がある
- ファイルマネージャーアプリでUSBストレージが表示されるか確認する
- 標準アプリでダメならサードパーティ製のアプリを試してみる
- Type-C変換アダプタは必ずOTG対応と明記された製品を選ぶ
- 安価すぎるノーブランドのアダプタは故障の原因になるため避ける
- USBメモリのフォーマット形式がNTFSならPCでexFATに変更する
- フォーマットするとデータは消えるため必ず事前にバックアップを取る
- AQUOSやXperiaなど機種固有の設定が影響していないか確認する
- 最終手段として開発者向けオプションのUSBデバッグ設定を試す
- 他の機器でも認識しないならUSBメモリやアダプタの故障を疑う
- どのUSB機器も認識しないならスマートフォン本体の故障を疑う
- 故障が原因なら買い替えを検討しアダプタ不要のデュアルタイプがおすすめ